~ヘビとの遭遇~
昨年原木シイタケのほだ木150本に、シイタケとナメコの種菌6,000個を、金づちで3万回たたいて打ち付けた話は、拙ブログでも取り上げたとおりです。
経験者のお話では、なめこはもしかしたら種菌を植えた年に採れる可能性がないわけではないが、基本的には翌年で、シイタケは収穫までは2年くらいかかるということでした。でも、どうなっているのか気になります。
堆肥研究家がある晴れた日、原木シイタケのほだ木のある区画へ入っていきました。キノコを植えてある区画は、春先と違って草木が生い茂った藪状態で、足を取られてしまいます。それでも興味津々の堆肥研究家は、藪をかき分けて進んでいきます。
突如、
「うきゃ~!」
という大きな悲鳴がエスペランサ村に響き渡りました。
何事かと思っていたところ、どうやら堆肥研究家の目の前30cmくらいのところを、大きなヘビがにょにょろ通り過ぎていったようです。藪が邪魔で逃げるに逃げられず、ヘビと並走することになってしまったと。
堆肥研究家は、釣りの餌である「ゴカイ」や「イソメ」は全く平気でつかんでちぎってしまうし、蜘蛛も大丈夫(それどころか蜘蛛は好きなようです)。果樹や野菜に取りつく虫なども全然平気なのですが、どうやらヘビだけは苦手なようです。もうそれ以来、キノコ区画に近づこうとしません。
かわりに助っ人のFさんがキノコ区画に入っていきます。10分くらいすると両手に何か抱えて出てきました。なんと、よく見ると直径20cm以上あるキノコではないですか。
原木シイタケに、
なめこです。
あと数本は巨大なシイタケが生えていると。
なめこは、普段私たちは、あの小さなものがなめこだと思っているのですが、それが大間違いだということが、キノコの本に書いてありました。なめこの本来の姿は、もっと大きくて、スーパーで売っているものとは全く別物です。
また、原木しいたけは、ほったらかしにしておくと、どんどん大きくなって開いてしまうので、適当な大きさのところを見計らって収穫しなければならないのだそうです。
本格的に収穫できるのは、おそらく今年の秋か来年だと思いますが、収穫のつどヘビのいる可能性のあるキノコ区画に入っていかなければなりません。
私もヘビは大嫌いです。
誰が採りに行くのよ?