~覚王山「梅花堂」の鬼まんじゅう~
名古屋の作家、清水義範さんの本の中に、「バールのようなもの」というタイトルの本があったと思います。
本は、藤が丘から覚王山に引っ越しする際に、古本屋さんに大部分寄贈してしまったので、今現在その本は手元にはありませんが、なかなか面白い本でした。
よくテレビのニュースで、
「犯人は、留守宅にバールのようなものでこじ開けて押し入り、現金約36,500円と時計を盗んで逃走した模様です」
というやつです。「バールってなんだ?」と思って調べたのを思い出します。
バールでこじ開けたかどうかは、ニュースを流した段階では正確に把握できないので「バールのようなもの」となったのでしょう。
これと似たようなものに、「拳銃のようなもの」というのもあります。
「身長170cmくらいの男がコンビニに押し入り、店員に『拳銃のようなもの』を突き付けて、現金2,870円を盗んで行方をくらましています」
というやつです。2,870円に特に意味はないので、気にしないように。
この場合も、本物の拳銃なのかおもちゃのけん銃なのかはわからないので、「拳銃のようなもの」となったのでしょう。
つい先日、テレビのニュースで荒れた天気の様子を現場中継していたのですが、そのアナウンサーが、
「つい先ほど、『あられのようなもの』が降っていました」と話していたのには驚きましたね。「あられのようなもの」っていったいなんなのでしょう?「あられが降っていた」とはっきり言えばいいのに・・・と突っ込みたくなるのは、年を取ったせいなのでしょうか。
さて、堆肥研究家が作った「鬼まんじゅう」です。
覚王山の駅のそばの「梅花堂」の鬼まんじゅうは、安くておいしかったですね。たまに行くといつも売り切れか、出来上がるまで待たなければなりませんでした。
エスペランサ村の鬼まんじゅうは、村で収穫した「自家製完全無農薬のサツマイモ」で作ったものです。
まぁ鬼まんじゅうというと梅花堂さんに申し訳ないので、「鬼まんじゅうのようなもの」といっておきましょう。でも、甘すぎず、味はなかなかのものです。
「・・・のようなもの」で思い出しましたが、「日本版国際会計基準」です。これがまかり通るのが、私には不思議です。「日本版」といった段階で、すでに国際会計基準ではないのに。
「国際会計基準のようなもの」といったら、言いすぎでしょうか。