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2014年12月10日水曜日

フジバカマの移植

~エスペランサ村の象徴~


 「フジバカマ」は、エスペランサ村の象徴です。昨年の9月に発見し、拙ブログにも登場しました。


 ネットでいろいろ調べたのですが、いわゆる世間で一般に売られている鉢植えのものは、本物のフジバカマとは程遠い姿をしていました。野生のフジバカマは大変美しいもので、一旦目にするとその魅力に引き込まれてしまいます。私もその一人です。


 野生のフジバカマは絶滅危惧種で、ほとんど目にすることはできないらしく、近くの公園に咲いているフジバカマのそばには、「切り取ったり持ち帰ったりしないように」と立て看板が掛けられていました。ということは、持って行く人がいるのでしょうか。大切に保護してあげなければなりません。


 その野生のフジバカマですが、エスペランサ村では、今年も何箇所かで咲いているのを見かけました。探してみると、結構あちこちに咲いています。昨年気がつかなかったところにも咲いているのを見つけました。


 9月に刈払い機で草を刈る時には、刈り取ってしまわないように注意し、また、フジバカマのそばにピンクのテープを巻きつけた棒を立て掛けて、目印にしておきました。そしてバックホーで天地返しをする際にも、慎重にその場を避けていたわけです。


 さて今回、整地・開墾している場所に残していたフジバカマを、仲間がたくさんいるところに移植してあげることにしました。幸い堆肥も入荷しています。


 慎重に「備中鍬」で根を一緒に付けたまま掘り返します。両手で大切に抱えて運んで行きました。来年の秋ごろには、また鮮やかな紫色で、訪れる人を楽しませてもらいたいものです。