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2014年11月17日月曜日

白鳥

~聞きなれない鳴き声は?~

 先日、開墾作業を終えて仮住まいの家に戻ってきたところ、何やら聞きなれない鳴き声が聞こえてきます。動物の鳴き声でもないし、かといって鳥の鳴き声にしてはかわいげのない野太い声です。この声が連日聞こえるので、声の主を確かめに行くことにしました。


 仮住まいの家から50メートルほど離れたところに、大きな堤があります。


 ここで「じゅんさい」でも採れたらいいのに・・・と思っていたのですが、普段はあまり近づくことはありません。でも、野太い声は、その堤のほうから聞こえてきます。行ってみてびっくりしました。白鳥ではないですか。


 慌ててカメラで撮ったのですが、なかなかよく撮れません。堆肥研究家は退職記念にけっこう高級な一眼レフカメラを購入しましたが、それはこれから育てる予定の野菜や草花の「芽生え」を撮るつもりなので、取り換え用のレンズはマクロレンズしかありません。望遠が効かないのです。仕方がないので、いつものコンパクトデジカメで撮影しました。望遠レンズも用意しておけばよかった。


 それでも私はうれしくなって、ご近所の方々に「白鳥が来ていますよ!」と教えてあげます。でもご近所の方は、なんだか浮かない表情です。

 「白鳥が来たんですか・・・いよいよまた寒い冬が始まるのか・・・」

 そうですか、この地では、白鳥は「冬到来の象徴」なのですね。そういえば、15日には白いものがぱらぱら降っていました。


 白鳥がやってきたといっても、とりたててなにが珍しいということでもないのですが、日常生活において、身近な所がこういった自然に満ちているというのは、私にとってはなかなかうれしいものなのです。