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2014年6月12日木曜日

税理士会の立場

~偶然居合わせた女性会計士~

 昨日は名古屋税理士会千種支部の集会がありました。会計士協会の愛知県会の総会もあったのですが、税理士会のほうは新人紹介がある(新人と言われても困るのですが)のでこちらを優先です。


 集会が一段落した後、いよいよ新人紹介です。真っ先に名前を呼ばれ前に出たのですが、後から呼ばれた方のお名前を聞いてびっくり。なんと、私が退職した職場にいた女性公認会計士ではありませんか。


 7年前、私が所長をやっていた当時の某監査法人は、名古屋事務所の統合ということで、M監査法人名古屋事務所をそのまま受け入れたのですが、その公認会計士の方は、統合前のM監査法人の全体ミーティングに出席して説明した私に対して質問をしていただいた、ただ一人の会計士として、私の中では大変印象に残っていた方でした。


 質問の内容と、それに対して私がどうお答えしたかは、今でも覚えています。今だったら、私はもっと別の答え方をしたでしょう。幸い、私が知っているとてもいい税理士事務所で働くことになったということでした。仕事熱心で、とてもがんばるかただとお聞きしていたので、新しい世界でぜひ活躍してほしいです。


 集会が終わった後、税理士の方といろいろお話をしました。これからは、監査法人退職者が増えることが予想されます。私のように、税務でガシガシやって、お客さんをどんどん獲得していこうという野心がなければ、税理士会としても特に気にする必要はないのでしょうが、若い公認会計士の税理士登録が増えていったら話は別です。


 我々の世代は、試験合格者が250人くらいでしたので、まだ数的には知れています。でも、その後合格者がどんどん増えていきました。数年前には、大量合格・大量採用されたり、また未就職者問題が大きく世間で取り上げられたばかりです。若手公認会計士が税理士業界に進出していくという流れは、もう止めようがないでしょう。


 顧客の数は限られていますので、税理士の数がどんどん増えてくると、結果は言うまでもありません。すでに税理士として長年生計を立てている方々が、これからの税理士業界を心配されるというのは、当然のことだと思います。


 お互いの業界が、うまく共存できるようやっていきたいです。