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2014年6月11日水曜日

終了証書

~人生初めての皆勤賞~


 「お魚料理基本技術の会」もいよいよ最終回を迎えました。思えば「魚を三枚おろしにしたい」と突然思い立ったのは、昨年の11月のことでした。そして今回、最後の課題はいよいよ「刺身」です。しかも、勝負する魚は「いなだ」でした。手ごわそうです。


 「いなだ」といえば出世魚の代表格。いずれぶりになります。いただいたいなだ(なんだか複雑な字面ですが)は結構大きかったです。でも、刺身にするのであれば、これだけの大きさは必要でしょう。


 いなだの三枚おろしは、結局以前ならった「サバ」と一緒でした。サバ寿しを作ったときは骨抜きで小骨を一つ一つ抜き取らなければならなかったので結構大変でしたが、今回の刺身は包丁で中骨をそぎ取ってしまうので、楽でした。
 サバはもう何回も自宅でさばいていたため、お手のものです。ス~イスイのスイッと三枚に下ろしてみせます。皮もきれいにそぎ落として、無事自力で初めて刺身を作ることができました。


 この半年間で、魚のいろいろなさばき方を学んだので、後は今まで習ってきたやり方を応用すればいいでしょう。見事、皆勤賞で「修了証書」をいただくことができました。修了証書をいただいたのは、30年以上も前の実務補修所の時以来でしょうか。


 さて、せっかく覚えた技術ですので、さっそく試してみます。市場から大きめの鯛を買ってきました。これを刺身にします。鯛の刺身に挑戦です。これができれば、板前としても立派に通用するでしょう。


 使う技術は、以前ならった「鯛のポワレ」と今回の「いなだの三枚おろし+刺身」です。ポワレの時の鯛は、小さくて刺身にはできなかったのだ。


 大きな鯛は、切るのがなかなか大変です。はじめのうちはそばで、堆肥研究家が興味津々で見ていましたが、時間がかかりそうだとわかるといなくなってしまいました。それでも、思ったよりうまくさばくことができ、満足です。鯛刺しでいただいた日本酒は、ことのほかおいしかったのは言うまでもありません。


 最近は、キスが旬です。サントに行ってはキスを買ってきて、自宅でワシワシさばいているのです。ウロコを取った後のキスは、白く輝いていて、とてもきれいですね。肉厚のキスを天ぷらにして、熱々のところを天つゆでいただくのです。


 もう何もいうことはありません。