お酒の飲み方としては、外で飲むのが好きな人と、家で飲むのが好きな人に分かれると思いますが、圧倒的に外で飲むのが好きという人が多いと思います。私は家で飲むのが好きです。
最近家飲み派が増えてきているといわれています。確かに景気が悪いと外で飲む機会が減ってしまうのかもしれません。経済的な理由が大きいのだと思います。
私が家で飲むのが好きな理由はいくつかあるのですが、一つには年齢的にあまり騒がしい場所では飲みたくないというのがあります。個室で少人数でゆっくりやったり、あるいは本当に仲のいい友人と、静かに語り合いながら飲むなどというのはいいのですが、最近の居酒屋は騒がしすぎます。向かい合って話をしても、なかなか相手の言うことが聞き取れない居酒屋は、もうだめです。
また、もともときれいなおね~さんのいるバーも、あまり好きではありません。そもそも若い子がそばについても、何を話していいのかわからないし、余計な気を使うと疲れてしまいます。接待以外ではまず行くことはありません。歌うのは好きですが、酔ってカラオケやると、翌日自己嫌悪に陥るばかりですので、もっぱらナマオケ(自分で演奏して自分で歌う)に限ります。
またもう一つの理由は、いいお酒を置いてあるところが少ないし、たまにおいてあったとしても、値段を聞くと高すぎてとても飲む気にならないということです。私の場合、もう長年にわたっていい日本酒を探し求め、手に入りにくいものでも酒屋さんといい関係を築くことによって、毎年一年分を入手できるようになったため、自宅ではおいしい日本酒を飲むことができます。
これが、同じ銘柄で入手しづらいお酒だと、4合瓶の値段で大まかにいって1合くらいしか飲むことができないのです。これではいくらいい肴があったとしても、ちょっと飲む気にはなりませんね。
これが、同じ銘柄で入手しづらいお酒だと、4合瓶の値段で大まかにいって1合くらいしか飲むことができないのです。これではいくらいい肴があったとしても、ちょっと飲む気にはなりませんね。
もちろん酒器の問題もあります。いいお店でもいい酒器を使っているところはほとんどありません。割れるリスクを考えると、飲むのが目的で来る一般客に、いい酒器を出せるはずはありません。でもこの問題は、マイ盃を持参することで解決可能ですけど。
と、いろいろ理由をつけては、今日も家で一杯やるのを楽しみにしているわけです。