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2013年11月2日土曜日

蕾のバックナンバーに

~美濃唐津のぐい飲み~


 360冊購入した「小さな蕾」のバックナンバーをコツコツ読んでいるのですが、今度は私の目に触れた一品の登場です。

 昭和56年の5月号を読んでいたら、ある方の投稿エッセイに、「絵志野四方向付」の事が書かれていたのですが、写真を見て驚きましたね。このエッセイには、「鎌倉の某庵」とのやり取りが記載されていたのですが、私の記憶にあるものでした。なぜか、それは私のところに「小さな蕾」のプロカメラマン「野村淳」さんに撮っていただいた写真があるからです。

 雑誌には志野とありますが、この道の専門家に言わせると、「美濃唐津」だそうです。私もそう思います。では、この一品は私の所有物かというと、残念ながらそうではありません。私の目の前を通り過ぎて行った物です。私の所有物であれば、ここにその写真を掲載するのですが、よそ様の所有物の写真を勝手に私が掲載するわけにはいかないのです。

なぜ私のものでないのに写真だけはあるのか、理由は箱にあります。これも立派な写真があるのですが、同様の理由で掲載できません。

 「黒田滔々庵」の箱書きです。雑誌に記載の「鎌倉の某庵」とは、黒田滔々庵の事です。これだけ立派な箱書きがあると、値段も高いのではないかと勝手に解釈してしまい、「おいくらですか」の一言が出なかったのです。ぐい飲みとしてはちょっと大きいかもしれませんが、志野のぐい飲みはなかなか市場には出回らないだけに、購入しておけばよかったかなと今では多少後悔しています。

 今頃どこかのコレクターのところに落ち着いて、夜の友として活躍しているのかもしれません。

 悔しいです。

 
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