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2013年10月8日火曜日

落合監督復帰はあるのか?

~人事はおもしろい~

 今年のドラゴンズは残念でした。野球の話です。いったいこの原因は、どこにあるのだろうかといろいろ考えていたのですが、やはり行き着くところは、2年前の落合監督の解任」です。


 秋田が生んだ寡黙な天才野球人落合は、監督就任当時、全くの力不足といわれていたドラゴンズの選手層を、何の補強もしないまま、チームを優勝に導きました。優勝インタビューの時の「やればできるんですよ!」という落合発言は、いまだに私の頭の中にはっきり残っています。

 この発言は、ちょうど私が名古屋事務所長に就任してから、1年半くらいたったころの発言でした。その後いろいろ苦労しながらも、事務所は右肩上がりで急成長していたのですが、その頃と落合ドラゴンズの破竹の勢いの時期がダブっていたのです。
 
 落合監督在任中の8年間は、ドラゴンズはすべてAクラスで、ドラゴンズは常に優勝争いをする常勝チームに成長しました。しかしながら、その最大の功労者である落合監督が、「観客動員数が減った」「ただ勝てばいいのか」「落合野球は面白くない」「財界との付き合いが悪い」等の理由で、ちょうど2年前の今頃、解任されたのでした。しかも、優勝争いの中での最後の天王山、首位ヤクルトとの直接対決の直前でした。


 早い話が要するに「落合が扱いにくかった」のでしょうか。「扱いにくいからやめてもらう」なるほど、単純ですけど非常にわかりやすいです。「半沢直樹」も扱いにくいので、出向を命じられましたでも、当時の落合の心境は、私たちには想像できないくらいのものだったと思います。「人事に弁明なし!たとえ間違っていたとしても」とは、人事の格言ですが、さすがに驚きました。
 


 そのドラゴンズは、今年はオープン戦から成績が上がらず、しかも肝心のペナントレースでも一度も優勝争いに絡むことなく、4位に沈んでしまいました。一人の男が去っただけで、チームが、あるいは組織がこれだけかわってしまったという、典型的な例でした。

 さて、その落合ですが、監督に復帰するという話がちらほら出ているようです。常識的には考えられない人事ですが、今のドラゴンズを再び常勝軍団に導いてくれるのは、やはり落合しかいないような気がしますが、はたしてどうなるのでしょうか。
 

 2年間「じっくり充電して復帰」した落合を見てみたいです。私もなぜか大いに力をもらえそうな気がするのです。


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