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2012年4月9日月曜日

収集癖は遺伝するのか

~今までたくさん集めたもの~




 この写真は何を撮影したものかわかりますか。






 答えは、今は製造されていない穴の開いた50円玉を針金に通したものです。ざっと千枚くらいあります。私の父親が昭和30年代の後半から40年代にかけて集めたもので、いつか私がいただくつもりでした。母親が亡くなる何か月か前に、私に「持って行け」と言っていたのですが、こんな重いものを狭いマンションの中に置いておくことはできないので、そのまま実家に置いてあるはずでした。実家に戻った時に、私の部屋にあるサイドボードの扉を開けてみたところ、なんとこれが置いてあったのです。ほこりまみれでかなり汚れていましたが、ざっと拭いて撮影したのが上の写真です。


 50円玉が千枚ですので、単純計算すると5万円です。今考えてみると、時間をかけて必死に収集した割には、それほど価値のあるものではないのでしょう。ためしにこの千枚を、年度別に分けてみようかと考えました。聞いたところによると、大量に製造されていた年度のものは、ほとんど50円硬貨としての価値しかないのですが、中にはあまり製造されかったために非常に数の少ない年度のものがあり、それは結構な価値になるのだそうです。年度別に分類して、数の少ない年度のものが価値が高いということになるのでしょう。でもさすがにこれだけの枚数を年度別に分ける気力がわいてきませんでした。いつか暇になったら、あるいは将来古美術店でも開業したら年度別に分類してみたいと思います。


 小さいころからいろんなものを集める癖がありました。集め始めるともう止まらなくなってしまいます。河原からきれいな石を拾ってリュックサックに詰め込んできては家で眺めていましたし、使い切った空のボールペンまで集めて自己満足しているときもありました。学生時代によく集めた新聞のスクラップも実家においてありますが、かなりの量です。


 ほかに今まで集めたものといえば・・・


  ● レコード、CD、レーザーディスク
  ● 写真週刊誌のフォーカスやフレイデー
       ・・・創刊号から数年間集めました
  ● スポーツ雑誌「ナンバー」
       ・・・創刊号からかなり。ほかに雑誌の創刊号はたくさん。
  ● 日本酒のレベル


 等があります。自分が今まで何十回と行った講演のレジュメや作成した原稿も残していますし、写真のネガも18歳くらいのものから保管しています。


 たくさん集めるつもりはないのですが、40歳台になってから2~3年に一台くらいのペースでオリジナルギターを制作するようになったため、置く場所に苦しくなってきました。昨年の夏、秋田で一緒にゴルフを回った人は、ドライバー30本にアイアンを20セット、キャディバックは数えきれないくらいあるといっていました。どこにも収集癖のある人はいるものですね。


 自分は時計に興味がなくてよかったとつくづく思っているのです。