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2012年2月8日水曜日

自宅に救急車が・・・

~秋田であった本当の話~



 前にも書きましたが、今年の冬はかなり厳しいようで、東北の人たちが心配です。毎年雪に関係する事故が後を絶たないのですが、今年も雪下ろしの最中に屋根から滑り落ちてお亡くなりになったとか、骨折して重傷を負ったというニュースを耳にします。また、仮設住宅に住んでいるお年寄りの方々は、雪下ろしさえできない状態だそうで、こちらも心配です。


 今年の冬は雪の多さもそうですが、風が強いのが特徴のようです。先日、秋田の実家に宅配で食料を送ったのですが、斜め向かいのご自宅に、そばにある会社の材木置き場から木材が風で飛んできて、ガラス窓を突き破ってきたのだそうです。幸いお怪我はなかったそうですが、自宅のそばに救急車や消防車がやってきて、一時は大変な騒動だったらしいです。


 ただどうもご近所の皆様方は、救急車が私の実家のそばに止まったということで、私の父親に何かあったのに違いないと勘違いしたらしく、皆さん心配で家まで駆けつけてくれたらしいです。父親は笑っていましたが、元気だとはいえもう高齢ですのでやはり心配です。肝心の被害にあった家は、窓ガラスがなくなってしまい、ビニールシートで窓を覆っているそうですが、この寒さの中ですので、こちらも大変だと思います。


 年末年始は秋田で過ごすため、その間は冬の厳しさを実感するのですが、本当に厳しいのは1月~2月です。私も東北出身とはいえ、この時期に東北で過ごすことがなくなってからもう35年以上になるため、その厳しさはもう記憶でしかなくなってしまいました。
 

 都会での生活に疲れたからといって、田舎暮らしに憧れている人も多いと思いますし、その手の本もたくさん出版されています。しかし、本当に田舎に住むつもりなら、一番気候のいい時期に田舎暮らしを体験して決めるのではなくて、やはり一番厳しい冬の生活を体験して、それでも田舎に住みたいと思ってからにした方がいいと思います。


 田舎生活は、冬は寒いけれど、でも東北の人たちは心根は暖かいですよ。