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2011年6月4日土曜日

節電対策その3・・・電気はないものと思ってみたら?

~なければないで何とかなるのではないか~


 年に何回か偏頭痛に悩まされます。早めに頭痛薬を飲むと治まるのですが、タイミングを逸してしまうと、薬を飲んだだけではどうにもならず、3~4日間は仕事に集中できなくなってしまいます。こんな時、頭痛を治す方法がひとつだけあるのですが、それは「この頭は自分の頭ではないのだ!」とひたすら思い込むことです。そうすると、頭痛は気にならなくなります・・・ウソですけど・・・。


 3年前の3月18日に始まったのが耳鳴りです。それ以来止むことはなく、24時間鳴りっぱなしの状態です。鳴り始めた当初は、夜中に突然目が覚め、このまま狂い死にするのではないかという恐怖に襲われたのですが、今では慣れてしまい、「この耳はワシの耳ではないのだ」と思っていたら、特に気になることもなくなってしまいました。


 さて電気です。電気は空気のようなものですので、あって当たり前の生活に体が慣れてしまっています。ですから、いざ節電するといってもなかなか大変ですが、この際、発想を変えて、「今我々は、電気のない世界に住んでいるのだ」と頭に思い込ませてしまうのはいかがでしょうか。冷蔵庫のように必要最低限のものは、中の温度を調整して使うしかないのかもしれませんが、洗濯機は乾燥機を使わずに(我が家にはないですけど)洗濯物は外へ干せばいいし、テレビだってアホバカお笑い番組などを見て喜んでいてもしょうがありません。トイレの便座も電源を切ってしまいました。我が家ではエアコンをすでに13年間も使っていますので、省エネタイプに切り替えるという手もありますが、なければなくても過ごせるのではないかと考えているのです。厳しい夏は、みんなで東北へ大移動すればいいのだ。そうすれば電気を使わなくても済むではありませんか。


 東北の夏は、暑いときもあることはありますが、湿度が全然違いますし、暑いのは日中だけです。しかも期間限定で、長期間続くこともありません。今年は7月に、仙台で東北の祭りが結集し「東北祭り六魂祭」が開かれるそうです。そして8月には上旬に、青森の「ねぶた祭り」からはじまって、秋田の「竿灯」、そして山形の「花笠祭り」へと続いていきます。


 私は、東北人というのはつくづくPRが下手だと思うのですが、素晴らしい観光地がたくさんあります。よく東京や名古屋の方々が夏に長野の蓼科などを訪れ、女神湖や白樺湖を眺め、ビーナスラインをドライブして、素晴らしかったと感動して満足しているのですが、そういう方が例えば十和田湖の雄大な景色を見たら、そのスケールの大きさに感動し、蓼科方面の観光地の方には申し訳ないのですが、大自然というのはこういうものだということがよくわかると思います。十和田湖を去るときに、高いところから眺めた圧倒的な風景は、いまだに頭の中に焼きついています。それに奥入瀬渓流白神山地も素晴らしい。温泉だって、玉川温泉乳頭温泉後生掛温泉など、秘湯がたくさんあります。酒も旨いでよ。


 今年は、電気はないのであるから、夏はぜひ東北へ出かけていって、さわやかな汗をかきましょう。そしてボランティアも。