「そういう人が危ないんだよなぁ」と心療内科の先生は言った!
3月18日に「耳鳴り」が突然発生し、もう5ヶ月になります。耳鼻科を紹介していただき、2箇所の病院へ行ってみたのですが、なかなか治りません。耳鳴りが起こった当初は、この先どうなるのだろうかと真剣に思い悩んだのですが、耳鼻科の先生には「耳鳴りはなかなか治らないため、慣れるしかないのです」と、きっぱり言われてしまいました。でもその言葉通り今では慣れてしまい、治るまでじっと待つしかないなと長期戦に臨むことにしたのです。
先日も、お盆休みに秋田の同級生とゴルフをしたのですが、昼食後に薬を飲んでいたため、よくよく見てみると、どこかで見た薬ではありませんか。「なんとしたなや(通訳・・・どうしたのですか)?」と聞いてみると、昨年から耳鳴りが止まらなくなったそうです。そういえば、6月ごろでしたか、陶芸家の谷本洋先生の個展を見に行ったときも、隣で年配のお客さん同士が「最近耳鳴りがひどくてね、なかなか治らないんだわ」などと話しているのが聞こえてきたこともありました。最近耳鳴りで悩んでいる人が多くなったのか、あるいは私がそういう年齢になってしまったのか、そのあたりはよくわかりませんが。
私の場合、耳鳴りの原因は「過労とストレス」とはっきりしているため、念のために事務局の渡辺さんにしっかりした心療内科の先生をご紹介していただいて、みてもらいに行ってきたのです。初めて行ったとき、1時間半くらい話をしたのですが、ちょうどNHKドラマ「監査法人」の放映中だったこともあり、職業を聞かれて話題がそちら方面へと行ったのですね。
心療内科の先生も、「監査法人」をご覧になっており、「あの若い会計士のように、自分に厳しく、何事に対しても真っ向から突っ走っていくまじめな人が危ないんですよ」と、健司にきちんと忠告していたのでした。「わるいけど、オレ、手加減しませよ」と、大変かっこいいのですが、そういうふうにモチベーションを常に高く持ち続け、己に対して、何年間も厳しくあり続けることは、ドラマでもそうですが、精神的に疲れてしまいます。私も突っ走ってしまうことがありますので、先生は健司を通じて、私に忠告していたのではないかと考えているのです。
私も考えてみれば、もともと忙しかったのですが、特にここ5年くらいは怒涛のごとくいろんなことがあり、夏休みと年末年始を除き、ほとんど毎月100時間以上の実質残業を行っていたため(労基の方は読んでいませんね)、体のどこかがおかしくなるのは、当たり前のことなのだ。この5年間、手足のしびれにはずいぶん悩まされましたが、これが「くも膜下出血」とか「心筋梗塞」等で取り返しがつかなくなる前に、耳鳴り程度で済んで、逆によかったなと今では考えるようにしているのです。昨年自宅で1回、今年は事務所で一回、気分が悪くなって倒れてしまい、危なく救急車で運ばれるところだったのですが、3回目はもうないように注意しようと思っています。ギターが弾けなくなってしまったら、楽しみがなくなるではないか。
今年の4月からは内部統制の監査が始まり、もともと人手不足の中、上場会社4千社の内部統制監査や四半期レビューが加わることになります。皆さん大変だとは思いますが、後1~2年で監査法人の人手不足は解消するのではないでしょか。自分の体調と相談しながら、限界を超えないよう注意して、乗り切っていただきたいと思います。