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2008年3月1日土曜日

4県合同旅行

~黒龍とそばと越前蟹の黄金の3点セットだった!~


 前川前会長発案の4県合同旅行も、今回で4回目を迎えることになりました。第一回目は三重県の「カキづくしツアー」、2回目が京都の「貴船」そして前回が伝説の「金沢冬の旅」ということで、今回が4回目ということになります。場所はもう一度金沢へという一部の熱烈なる声を押し切って福井に決まりました。題して「冬の越前で懐石料理と蟹を楽しむ会」です。食べ物の中でカニが最も好きであるという私のカミサンももちろん参加。結局参加者は、4県合同旅行始まって以来の人数で37人にのぼり、そのうちぬゎ~んと家族同伴が9組ということになりました。皆さん日頃家族サービスしてないのね。
 今回の福井旅行にあたっての、私の目的は何といっても日本酒黒龍です。一度だけ桜山にある酒屋さんで偶然見つけて、一本いただいたことがあるのですが、やはり地元で作られたものを地元の魚をつまみに飲むのが一番なのだ。また、福井のそばもなかなか捨てがたいのです。仕事の関係で福井に行った際に、昼食をごちそうになったのですが(この頃はまだそういう時代だった)この時いただいたそばは本当においしくて、いまだに忘れられません。木曽福島の「車屋」のそばもおいしいのですが、人生で最高のそばを選べと言われたら(だれも言わないか・・・)迷わず私は福井で食べたそばを選んでしまうのですね。


 さて当日、JR西口のバス乗り場に皆さん集まり、いよいよ出発です。事務局の渡邉さんも来ていたのですが、補習所があるということで差し入れだけ渡して残念ながら参加できませんでした。スタート直後、まずは缶ビールで乾杯ということになったのですが、この一杯がこの先旅行の工程を変えることになろうとは誰も思っていなかったのです。ビールは各人一缶ずつということだったため、カミサンの分もいただきです。連れてきてよかった。そして、ビールの後は、渡邉さん差し入れのワインをいただきました。普段私は余りワインは飲まないのですが、最初に回ってきた赤ワインは葡萄そのものの味が強く、しかも防腐剤が一切入っていないため、大変おいしかったです。「これうまいよ」とカミサンに回したところ、残りを全部飲まれてしまいました。その次に白ワインが回ってきたのですが、こちらも自然の味がしておいしかったのですね。「これもうまいよ」とカミサンに回したところ、やはり残り全部飲み干されてしまいました。そして、「後で銘柄を聞いておくように」と言われてしまったのでした(後で渡邉さんに聞いたのですが、予約限定販売で、8月に予約しないと手に入らないそうです。銘柄は教えないのだ)。


 お昼は彦根城の近くのお店で食事です。彦根城をバックに参加者全員で記念写真をパチリ。団体旅行の記念写真は修学旅行以来ではないかな。宴会場でビールを飲みながらその場に居座ってしまったため、カミサンは酔っ払いの私をおいて一人別行動で彦根城へ。
 その後バスは、本来であれば永平寺へいく予定だったのですが、どうもこのお寺は酔っ払いを受け付けないらしいのですね。あっけなく御用となっても困るので、そのまま宿泊予定のホテルに直行し、一段落してからバスで異動していよいよ夜の宴会へと突入です。
 私の希望で飲み物はもちろん黒龍を注文しました。大吟醸を当てにしていたのですが、「これでいいですか」と出てきた黒龍はにごり酒に近いものでした。実は味もいまいちだったのですがそんなことはいえず、「なかなかうまいではないか、これでいいこれでいい」と納得してしまったのです。にごり黒龍をガシガシ飲んで、大分いい気持ちになってきたのですが、なんとその時黒龍の大吟醸が登場してきたではありませんか。あるなら最初から出してくれよなぁ。ではではといいながらさらにガシガシいただく。結局黒龍の一升瓶は7本空いたそうです。隣では私のカミサンが、鈴木先生と盛り上がっているではありませんか。どうやら昭和初期の歌謡曲の話をしていたようです。私のカミサンは古本や骨董品などやたらと古いものが好きなのだ。


 一次会終了後二次会へと突入。福井の夜は大変盛り上がったのでした。
翌日は、さすがに永平寺へ行くまでは飲むわけにはいかなかったのですが、やはり皆さん前日の飲みすぎがたたったようで、なんとなく元気がないようです。最初に越前竹人形の里で竹とんぼを作って飛ばし、昔に戻ったような懐かしい気分に浸った後(といっても私は竹とんぼを作ったことはないのですが・・・)永平寺へ。幸いにも雪が少なかったため滑って転ばすにすみました。ここの若い修行僧たちは、皆さんきりりと引き締まった顔をしたいい男なので驚いてしまいました。私も若いころ、ここで一週間でも修行していたら、もっとまじめに生きてこられたかもしれないのにと思ったのですが、いまさら遅いのだ。
 さて、昼はお目当ての蟹づくしです。皆さん急に無口になって、ひたすら例の細長い棒で、ほじほじしながら蟹と格闘しているのです。私がせっかく大吟醸を差し入れしたのですが、それどころではないようでした。この大吟醸、名前を忘れてしまいましたが、なかなかうまかったなぁ。
 今回の旅行では、他にも越前蕎麦の里や黒壁ガラススクエアも見学し、大変盛りだくさんだったのです。帰りは魚市場で買い物をし、すっかり満足してバスに乗り込みました。バスの中ではDVDで「陰陽師」を流していたため、真剣に見ていたのですが、最後の最後クライマックスシーンで名古屋到着。う~ん!どうしてくれるのだ。


次回の旅行もまた楽しいものにしたいと思います。