~平盃と皿の微妙な境目~
ずいぶん雪が降りますね。秋田に移住して初めてではないでしょうか。
今日も除雪機を稼働させました。だいぶ慣れてきました。
こんな日の夜は、熱燗で一杯やりましょう。
李朝の白磁の平盃です。
骨董を始めたころ、「李朝初期」ということで購入しましたが、今考えると初期ということはないような・・・でも、とても気に入っていて、今でもたまに使っています。
「盃」という字は、「皿の上に不」と書きますね。「皿ではない」と読めます。
この白磁は「平盃」という名のもとに購入したものですが、「盃」かどうかは微妙ですね。皿と言えば皿だし、平盃といえば平盃です。
でも間違いなく言えるのは、売るほうとしては、「皿」として売るよりも「盃」として売るほうが高く売れるのです。
酒器、とりわけ盃・ぐい吞みはなかなか手に入らなかったので、それはわかっていて購入しました。
作られた当時は「呉須」はとても貴重でしたので、この盃の真ん中にちょこっとだけ呉須で色がついています。そこが魅力です。
高台はこんな感じ。
生がけ釉薬といい砂高台といい、なかなかいいですね。
日本酒、特に熱燗にはぴったりです。