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2014年8月1日金曜日

試作品

~こだわりの梅酒・三兄弟~


 今回エスペランサ村を訪れた最大の目的の一つは、「梅酒」を作ることでした。しかもこだわりの梅酒です。そのためには、しっかりした梅の実がたくさん生っている必要があります。


 昨年の秋、この土地の前の所有者で、実際に梅の木を植えたHさんは、「最近梅の実が生らなくなった」とつぶやいていたのを思い出します。でも昨年末に、庭師のFさんたちにしっかり剪定していただいたため、今年は期待しています。エスペランサ村を訪れる前の事前情報では、梅の実はたわわに実っているということでした。


 エスペランサ村を訪れた日に、筆者が(といっても私こと越麻呂のことですが)さっそく梅の実を確認しに行きます。


 おお!なんということでしょう。、いくつかの枝が、梅の実の重さでしなっていて、今にも地面に届きそうです。


 たくさんの形のいい梅が木に生っていました。これなら大丈夫です。
 








 
 この地では、梅の花が咲く時期は、名古屋より1か月くらい後でしょうか、4月の20日くらいです。したがって、梅の実が生るのも名古屋よりも約1か月遅れ。エスペランサ村では7月上旬というのは、タイミング的にジャストです。いただくことにしましょう。
 

 さっそく梅酒を作ることにします。容器をたくさん購入してきました。

 6月に、堆肥研究家が料理教室で梅干しの作り方を学んできたのですが、そのテキストには梅酒の作り方がいろいろ書いてありました。参考にしましょう。


 標準は、「梅1㎏に角砂糖500g、ホワイトリカー1.8ℓ」です。お酒は、ホワイトリカーのほかにブランデーも用意しました。テキストに敬意を表して、まずは標準タイプから作ります。量は小さめの容器で、半分としました。でも、ブランデーです。
 


 
 
続いて濃厚な味になるようにと、砂糖多め(といってもいわゆる標準の範囲内です)で、こちらはホワイトリカーを使用。容器は5ℓ瓶です。
 


 
 
 続いて同じく5ℓ瓶に、梅をたくさん入れてみました。こちらはブランデー2.7ℓです。梅が多ければ多いほど梅酒としての味が出てくるのではないかという、短絡的な発想で作ってみました。
 

 梅酒三兄弟です。



 
 これだけでは到底満足できなかったため、翌日も梅を収穫に行き、さらに容器とホワイトリカー・ブランデーを購入してきます。いろんなパターンの梅酒を作りました。そして、最後の締めにはちょっと高級なブランデーを使いました。もちろん自分用に。


 結局梅酒は、容器にして約50ℓくらいでしょうか。使用したお酒は約30ℓです。できた梅酒を4合瓶に入れたとしたら、おそらく40本くらいになると思います。これを一気に1年後から飲み始めるというわけにはいきません。1年物から始まって10年物まで分けることにしましょう。

 そうすると来年飲めるのは・・・えっ?たったの4本!これだと友人に分けてあげることすらできないではありませんか。

 ということで、商品化するには今回採取した梅の量の最低100倍は必要でしょう。あるいは数百倍かも・・・。

 今梅の木が20本あるので、100倍くらいであれば何とかなるはずです。でも、エスペランサ村の梅は梅酒だけではなくて、梅肉エキスの制作にも必要となります。


 そして結論です。梅並木をもう一列作りましょう。品種は「露茜」です。

 梅酒って、作るにあたって酒税法上の許可が必要なのだろうか?