今回エスペランサ村を訪れた最大の目的の一つは、「梅酒」を作ることでした。しかもこだわりの梅酒です。そのためには、しっかりした梅の実がたくさん生っている必要があります。
昨年の秋、この土地の前の所有者で、実際に梅の木を植えたHさんは、「最近梅の実が生らなくなった」とつぶやいていたのを思い出します。でも昨年末に、庭師のFさんたちにしっかり剪定していただいたため、今年は期待しています。エスペランサ村を訪れる前の事前情報では、梅の実はたわわに実っているということでした。
エスペランサ村を訪れた日に、筆者が(といっても私こと越麻呂のことですが)さっそく梅の実を確認しに行きます。
たくさんの形のいい梅が木に生っていました。これなら大丈夫です。
さっそく梅酒を作ることにします。容器をたくさん購入してきました。
6月に、堆肥研究家が料理教室で梅干しの作り方を学んできたのですが、そのテキストには梅酒の作り方がいろいろ書いてありました。参考にしましょう。
標準は、「梅1㎏に角砂糖500g、ホワイトリカー1.8ℓ」です。お酒は、ホワイトリカーのほかにブランデーも用意しました。テキストに敬意を表して、まずは標準タイプから作ります。量は小さめの容器で、半分としました。でも、ブランデーです。
続いて濃厚な味になるようにと、砂糖多め(といってもいわゆる標準の範囲内です)で、こちらはホワイトリカーを使用。容器は5ℓ瓶です。
梅酒三兄弟です。
これだけでは到底満足できなかったため、翌日も梅を収穫に行き、さらに容器とホワイトリカー・ブランデーを購入してきます。いろんなパターンの梅酒を作りました。そして、最後の締めにはちょっと高級なブランデーを使いました。もちろん自分用に。
結局梅酒は、容器にして約50ℓくらいでしょうか。使用したお酒は約30ℓです。できた梅酒を4合瓶に入れたとしたら、おそらく40本くらいになると思います。これを一気に1年後から飲み始めるというわけにはいきません。1年物から始まって10年物まで分けることにしましょう。
そうすると来年飲めるのは・・・えっ?たったの4本!これだと友人に分けてあげることすらできないではありませんか。
ということで、商品化するには今回採取した梅の量の最低100倍は必要でしょう。あるいは数百倍かも・・・。
今梅の木が20本あるので、100倍くらいであれば何とかなるはずです。でも、エスペランサ村の梅は梅酒だけではなくて、梅肉エキスの制作にも必要となります。
そして結論です。梅並木をもう一列作りましょう。品種は「露茜」です。
梅酒って、作るにあたって酒税法上の許可が必要なのだろうか?