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2014年1月16日木曜日

越麻呂は負けない…つづき

~サンドバッグ状態は続く~

 「エスペランサ村の土は、農地には適さない!」というプロの農家の指摘は、ちょっと重くのしかかりました。それでも私は反論します。写真のように、実際にお隣は立派な野菜畑だし、

 
ご近所の皆さんは例外なく畑を耕しています。今回購入した土地でも、前の所有者が野菜を作っていました。例えば「ネギ」です。



 ただ、その場には手ごろな写真がなかったため、とりあえず手元にあったデジカメに残っていた梅の木20本の写真をお見せしました。

 

「どうです、立派な梅の木でしょう。これで梅酒を作ります。」と私。ところが、今度は隣にいた女性の方が、指摘します。

「こんな大きな梅の木で、どうやって梅の実をとるのですか。そもそも実がならないでしょう、実っても届かないでしょう」と。

 そういえば、以前の所有者からは、「最近梅の実がならなくなって…」という話を聞いています。続いてプロが言います。

「果樹園を作ると言ったって、桃栗3年柿8年といって、すぐに果物が生えてくるわけではないでしょう」と。

 確かにその通り。そんなこと初めからわかっているので、面と向かって指摘されたくないんですけど。

 その後も話は延々と続きます。みなさん私に対する発言と、それに対して慌てふためく、農業に関しては全くの素人の私の反応を楽しんでいるようで、大変面白い時間を過ごすことができました。


ということで、どうやら課題がだいぶ見えてきたようです。果樹園や野菜畑を始める前に、すでにいくつか検討しなければならないことがあるということです。まとめてみます。


 ・そもそもの「土」問題…立派な野菜が取れるような黒土に、どうやって改良していくのか。

「草」問題…広い土地に次から次へと生えてくる草に対して、どう対処するか、今後の私の人生が、単なる「草刈り人生」になるかどうかがかかっています。

「設備」問題…トラクターや耕運機が必要なのか。トラクター1700万円なんて、到底払えませんよ。

「梅の木」問題…実が取れない梅の木をどうするのか

「果樹」の成長速度の問題…ただ待つだけでいいのか


  今回の、私のエスペランサ村に関するプレゼンに対して、皆さん方からいただいたいろいろな指摘は、村の今後の事を考えるうえで、大変参考になりました。


 皆さんお帰りになった後、プレゼンの会場となった家のご主人で、会話の最中ずっと私の隣にいた釣り名人の方が、サンドバック状態だった私の事がかわいそうになったのか、心配して言ってくださいました。

 「みなさんいろいろ言っていたけれど、全然気にしないでください」と。

 本当のことを言うと、ノーテンキな私は会話を楽しんだだけで、全然気にしていないのでした。


結局その日の夜も、プロの農家の方からこの家に、私の事で電話がかかってきたらしく、1時間以上も話していたらしいです。心配してくれているのだろうか。