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2013年9月11日水曜日

「夢!魅力ある公認会計士」のその後

~公認会計士の魅力を実感できているか~


 今年の全国研究大会は神戸で開催されました。私が東海会会長の時に、12年ぶりに名古屋で研究大会が開催されてからもう5年になります。早いですね。
 東海会で開催された時のテーマは「夢!魅力ある公認会計士」でした。様々な職業の中でも公認会計士という職業ほど魅力のある職業はないと真剣に考えていて、新聞に原稿を書き、雑誌のインタビュー取材を受け、ラジオに出演してはこの業界の事をPRし、おまけにNHKドラマ「監査法人」の制作にも深くかかわりました。世間に公認会計士の事をもっと知ってもらおうという思いに駆られての行動でした。

 私が今はなき当時の「監査法人中央会計事務所」の東京事務所で監査業務を行っていた最初の4年間は、あらゆる業務が面白く、毎日が勉強で日々新しい発見がありました。会計士補のころは、いろいろ勉強のために毎年20社ほどのクライアントに行かせてもらいましたし、業種についても銀行から証券・保険・製造・流通・コンビニ・商社等、今では到底考えられないくらいの会社数を経験させていただきました。
 公認会計士は一人一人がプロであるとの先輩たちの教えをもとに、自分の創意工夫のもと、どんどん深く突っ込んでいく監査をさせていただいたのです。

 このころに実感したのが、「監査は公認会計士の行うあらゆる業務の基本である」ということでした。したがって、監査ができる人は、そこで学んだいろいろな知識や経験をもとに、IPO業務で会社を適切に指導することができるし、事業再生業務でも大いに力を発揮することができました。監査業務が面白いというのはこういった理由によります。

 言われたままの仕事をこなすのではなくて、何か目的意識をもって日々の業務を行っていれば、監査は面白いということになるのだと思うのですが、はたして今の人たちの監査に対する意識はどうなのでしょうか。


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