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2010年7月22日木曜日

倫理規則が変わったぞ

~骨董の神様は私のブログを読んでいるのであろうか~


7月7日、公認会計士協会の本部定期総会が帝国ホテルで開催され、無事終了いたしました。増田会長の下における理事会構成メンバーは、3年間の任期を終了することになります。引き続き山崎新会長の下でご活躍される方もいらっしゃいますが、私の場合は藤沼前会長時代から増田会長のまでの6年間務めてきた協会本部理事を、ここでいったん退任いたします。あまりお役に立てなかったかもしれませんが、刺激的な6年間でした。


今回の総会で私が注目したのは、「倫理規則」の一部変更に関する議案でした。以前このブログの「経済的便益の巻」でもちらっと書かせていただいたのですが、実務補習所で倫理規則を教えていて一番気になったのは、「用語の問題」でした。その原稿にも書こうかどうか迷ったのですが、読んだ方に変な誤解を与えると困ると思ってあえて書かなかったのが、倫理規則に出てくる「脅迫の脅威」という文言です。私の倫理規則の講義を聞いたここ3年間の補習生は印象に残っているかもしれませんが、「脅迫の脅威」とは何やら穏やかではない話ですねといった説明をさせていただきました。まだ実務についていない会計士試験に合格したばかりの補習生に、監査を実施していると、会計士が会社から脅迫されることでもあるのだろうかという、変な誤解を与えたくなかったのですね。
ところが今回の総会で倫理規則が改正され、用語の変更として、「脅迫の脅威」「不当なプレッシャーを受ける脅威」に、「脅威」「阻害要因」に変更されることになりました。なんとなくホッとした気分です。そういえば、内部統制における「重要な欠陥」も変更することが検討されているようです。「改善を要する事項」くらいでいいような気がしますが。ついでに四半期レビュー報告書の例の文言「適正に表示していないと信じさせる事項が・・・認められなかった」も何とかしていただけると、これを読まれる多くの関係者の方々もホッとされるのではないでしょうか・・・私の個人的な見解ですが。


それはそれとして、協会活動がとりあえず一段落したということもあり、なんとなく自分への御褒美を考えていたのですが、先日ヤイリギターのゴッドハンドこと小池健司さんからご連絡があり、2年前から構想を練ってきたギターが、とうとうネックの太さの微調整ができるところまでたどり着いたというご連絡がありました。いままで郵便やメールでいろいろやり取りしていたのですが、今回は工場までお伺いして、現物をじっくり見てきたのです。ムフフフフフ!。


それから数日後、ブログで以前「念じれば通じるのであるかの巻」で書かせていただいたのですが、ほしいほしいとひたすら念じていた唐津のぐい飲みや、刷毛目の盃(しかも鶏龍山!)が、なんということでしょう、偶然私の目の前に出現したのです。骨董品は二度と生産できないものですので、ほしいものは時間をかけて、ひたすら運と出会いと偶然に任せるしかないのですが、仮に骨董の神様がいるとしたら、御褒美として私の願いをかなえてくれたのでしょうか。それとも骨董の神様は、私のブログをお読みになっているのだろうか?