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2008年10月17日金曜日

名古屋大学でマラソン講演に挑戦した

~5時間枠をこなすのもなかなか大変なのだ~


 東北生まれの私は、結婚式での挨拶やいろんなところで話す挨拶というのは、最近でこそ慣れてきたものの、普段言いなれない言葉を話さなければならないため、なかなか口から思うように言葉が出てこないので、あまり好きではないのです。でも、会計周りの講演というのはあまり抵抗がなく、頼まれればすぐに引き受けてしまっているのですね。
 今回は、名古屋大学の野口教授から、午後1時から6時までの講演を頼まれ、気軽に引き受けてしまったのでした。でも考えてみると5時間もあるのですね。
 会計ビッグバン華やかなりし頃は、講演のテーマに困ることなどまったくなかったため、3時間くらいの講演であれば軽くこなしていたのですが、今回は何と5時間なのです。しかも与えられたテーマが「監査と会計の現代的課題」ということで、何を話そうかなと考えていたところに、NHKさんのほうからドラマ「監査法人」のDVD付録として「監査用語集」の作成を依頼されてしまい、そちらのほうももちろん喜んで引き受けてしまったため、なかなかタイトなスケジュールとなってしまったのでした。


 さて、講演当日9月30日は、大学の夏休みの最終日だということで、聴講者には申し訳ないことをしてしまったのだ。でも、集まった学生が少なかったため、雑談を大いに交えて気軽に話すことができました。それにしても、夏休みが2ヶ月もあるとは何ともうらやましい限りです。もう忘れてしまいましたが、自分が大学生のころも長期間の夏休みがあったのでしょうね。
 5時間といっても、90分の講演が3回ということで、その間15分の休憩時間があったため、そんなに負担にはなりませんでした。しかも質問時間を30分ほど取ってくださいと言われていたのですが、なにも質問がなかったため、結果的には17時30分に終了。喉を枯らすことなくすんだため、翌日の仕事に差し支えることはありませんでした。終わった後に飲んだ生ビールのうまかったこと。
 話した内容は、会計士業界の最近の動向と会計不正事例、それに内部統制監査へと進んでいったのですが、内部統制のことを真剣に話すと時間が全然足りなくなってしまうため、さわりだけにさせていただきました。それにしても、聞いているほうもなかなか大変だったでしょうね。お疲れ様でした。


 私の大学生時代は、一時的に音楽にのめりこんだりアルバイト等であまり大学へは行かず、そろそろ期末試験の日程が発表になるころだと思って大学へ行った時には、ほとんど試験が終わっていたなどということもあり、結果的には1年留年してしまうことになりました。西洋史学科で古代史のゼミに入っていたのですが、高橋克彦の伝奇小説などをよんでいると、古代史に大変興味がわいてくるのですね。今になってみるともっと素直に大学で勉強しておけばよかったなとつくづく思っているのですが、もう遅いのだ。