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2014年6月25日水曜日

梅肉エキス

~梅並木剪定の効果~

 同じマンションに住む方から、青梅の実をいただきました。ご実家で採れたのだそうです。大きな袋にいっぱい入っていました。そういえば梅の実が採れる季節なのですね。エスペランサ村の梅並木はどうなっているのだろうかと気になります。


 せっかくいただいた梅の実ですので、いろいろ工夫してみましょう。まず考えたのは梅酒です。大きな果実酒用の入れ物があるので、それにブランデーをいれて漬けこむのです。ところが肝心の酒屋さんが近くにありません。それに自宅にはじっくり漬けこんだ10年物の梅酒がまだかなり残っています。今回は別のものに挑戦しましょう。梅干しがいいだろうか・・・。


 ふとひらめいたのは、「梅肉エキス」でした。これなら場所はとらないし、健康にもよさそうです。作り方も複雑ではありません。さっそくやってみましょう。


 まずは、梅の実をすりおろさなければなりません。ミキサーでガ~ッとやってしまえばいいのでしょうが、梅の実の中には大きく堅い種があるため、そういうわけにはいきません。セラミックのおろし金を使って(梅肉エキスを作るときは金っ気は厳禁なのだそうです)、手作業ですりおろしていきます。

 スリスリスリスリスリ・・・。なかなか大変です。遅々として作業が進みません。まだたくさん残っています。スリスリスリスリスリ・・・。一個一個丁寧にすり込みます。スリスリスリスリ・・・。手が麻痺してきます。全部すりおろすまでに、3時間かかりました。


 すりおろした梅の実を木綿の布巾でつつんで絞ります。絞った果汁を今度は土鍋に入れます。玄米を炊く時に使う分厚い土鍋です。今度は時間をかけて弱火でじっくり煮込みます。しゃもじでかき混ぜます。

 ことことことこと・・・。あれだけあった青梅の果汁が、どんどん少なくなっていきます。ことことことことこと・・・。4時間煮込みました。

 えっ?たったこれだけ?あんなにあったはずの梅の実が、そば猪口半分くらいになってしまいました。味見してみたら、以前5千円で買った梅肉エキスと同じ味です。正解です。出来上がった梅肉エキスは、梅をくださった方に半分ほど差し上げました。自家製なのだ。


 とはいうものの、上記の梅肉エキスづくりは、私がゴルフで遊び呆けている間に、堆肥研究家が一人でやったのです。そこのところをきちんと書くようにと、堆肥研究家から要請されました。ハハハ・・・。

 
 

 その日、N設計の奥様から連絡がありました。奥さまには、エスペランサ村の梅の実は、いつでも自由に持っていってくださいとお話していたのですが、エスペランサ村に実際に見に行かれたようです。メールによると、梅並木の梅は、大きな実がたわわになっているということでした。よかったです。


 この土地の前の持ち主のHさんの話では、ここ数年梅の実がつかなくなってきたということでした。そこで、以前に拙ブログでも書きましたが、昨年末に庭師のFさんにお願いして、梅並木の剪定をお願いしていたのでした。さっそく剪定の成果が表れたことになります。Fさんに感謝です。


 梅並木の梅は、単純に梅酒にしてやろうと考えていたのですが、これで選択肢が広がりました。エスペランサ村に戻ったら、さっそくやってみることにしましょう。