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2020年8月8日土曜日

蓬莱柿

 ~寒さに強いイチジク~


 来月からですが、秋田県民であれば、小さな子供からお年寄りまで誰でも知っている大学で仕事をすることになりました。


 名古屋で監査法人に努めていた際に、愛知教育大学など国立大学法人の監査をやっていたことがあるので、お役に立てるのではないでしょうか。


 これで私のクライアント先等は、金融機関から地方自治体・国立大学法人に医療法人、それに一般財団法人や農業法人などで、しかも監査やアドバイザリーサービスが中心。

 これぞれ適用される会計基準も異なります


 秋田では後発の会計事務所のため、一般企業のクライアント先はあまりありません。でも、


 なんでもこなしまっせ!


 6年前の8月27日、秋田に移住してきた際は、仕事のあてはありませんでした。


 果樹園でもやりながら畑を耕して野菜を収穫し(今朝採れた野菜)、


土と戯れ、


 「起きたいときに起きて腹が減ったら飯を食い、働きたいときには帳面でもつけて、細々と生計を立て、夜はビールを飲んで、眠くなったら寝る」


 という生活を夢見ていました。


 いまでも私のブログの読者や、果樹園・畑にいるときなど、


 「越麻呂さんの生活は、好きなことをのんびりやっていて、うらやましいですなぁ」


 などと言われることもありますが、農家としての姿は、「世を忍ぶ仮の姿…」。


 それはさておいて、イチジクです。


 春先、102本あるイチジクのうち、20本ほど野生動物…おそらく野兎にやられました。


 雪が少なかったので、イチジクにとってはよかったと思っていたのですが、野兎にとっては好都合。


 やられたのは、2年前に凍害にあって、根元から主幹を切ったイチジクで、その後なかなか成長できなかった背丈の低い弱いイチジクが中心でした。


 芽が鋭利な刃物で切られ、樹皮が生皮をはがされたような状態で、見るも無残。前年の秋に堆肥をたくさん投入したばかりだったのに。


 20本のうち、9本は主幹ではなく横の太い枝だったため、切り落とすか補修して治療。


 7本は明らかにだめで、残念ながらバックホーで撤去。4本は主幹を補修しましたが、どうも現状では厳しいかも。


 ということで、来年イチジクをさらに植えます。


 今まで何もわからず、いろんな種類を植えてきましたが、和製イチジク「蓬莱柿(ほうらいし)」がどうやら寒さに強いようで、秋田でも大丈夫なようでした。


 時間を買うために、こちらも3年物の大苗を20本…と思いましたが、3年物は16本しか手に入らないようで、残りの4本は2年物。


 これで来年植える果樹の苗木は、ブルーベリーとあわせ、今のところ99本。


 どちらが「世を忍ぶ仮の姿」なのか…わからなくなってきました。