カテゴリリンク

2016年6月29日水曜日

堆肥研究家が行く!

~刈り払い機炸裂~


 今の時期、毎日が収穫であれば、それはそれは楽しい日々なのですが、



 残念ながらそうはいきません。そんなに甘くにゃいのだ!


 昨年の今頃は、秋田は空梅雨で、毎日のようにケートラに水を積み込んでじょうろで水を運んでいました。両手に26キロの水の入ったじょうろをもち、遠いところでは数十メートルも、トボトボトボトボ歩くのです。

 1日2~3時間かかりましたか、つらかったですね。我慢しきれず、畑だけには60メートルも水道管を引いて対処しましたが。


 それに比べて今年は一定の間隔で、雨の日と晴れの日が交互にやってくるので助かります。いまだ果樹地帯には、植えた直後以外に水やりは一度もやらなくて済んでいます。


 ただ、その分大変なのは草刈りです。今年は異様に草の成長が早いです。


 畑区画はこまめに草をむしっているのですが、エスペランサ村の敷地5,300坪のうち約3,500坪ほどある果樹地帯は、刈り払い機でやるしかありません。昨年は5月の下旬と7月、それに9月の3回だったと思いますが、今年はすでに2回目に突入です。


 助っ人のFさんが応援してくれていますが、堆肥研究家も草刈りに参加です。



 人一倍音が大きいような気がしますが、フルパワーなのでしょう。

 梅の木の周りをギュイ~~ンと刈っていきます。



 いやはや、たくましいですね。



 そして今日、梅の実の収穫でした。苦労あっての収穫です。



 今年も梅肉エキス梅酒を作りましょう。



2016年6月28日火曜日

ニンニク300個

~収穫は楽しい~


 昨年の秋、私がこだわったニンニクさんです。こだわったのは私ですが、植えたのは堆肥研究家と助っ人のFさんでした・・・。

 そんなに種球を買わなくてもいいと言われたのですが、何となくうまくいきそうな予感があったので、無理やりというかこっそりというか追加で購入し、結局300個くらい植えたでしょうか。


 冬を越して春を迎え、ずいぶん立派に成長してきたニンニクさんですが、



 いよいよ夏を前に葉が枯れてきました。収穫の合図です。今週は天気がいいので決行しましょう。


 茎を単純に引っ張ればいいのかと思っていたのですが、そうはいきません。まずはニンニクの周りの土を手で寄せていきます。




 そして軽く引っ張ると・・・最近堆肥研究家の写真は、いつもかがんでいるのばかりですね。



 きれいに抜けてきます。



 どんどん引っこ抜いていきましょう。あたりにはニンニク特有のにおいが立ち込めてきました。いやはや、楽しいですね。



 二人で約300個はとても食べきれないので、さっそくご近所におすそわけです。採れたてなので、おいしいはずです。


 ニンニクを丸ごと油で揚げるととてもおいしいのですが、ほかに料理の仕方を調べてみることにしましょう。


 隣では玉ねぎ君もずいぶん大きくなりました。そろそろ乾燥させてあげなくては。



 ニンニクと玉ねぎの収穫が終わると、畝がそのスペース分空いてしまいます。また何か植えることにします。

 多すぎるといわれようが、結局はそのほうが正解なのですよ。


2016年6月24日金曜日

そらまめ君

~もっと目立っていいんですよ~


 世の中にはたいして実力もないのに、ス~イスイ、スイ~のスイ~と泳いで、いつの間にか偉くなってしまっている人がいます。

 周りは冷めた目で見ているのに本人はそれには気が付かず、もう「うれしくってしょうがない」が、体中からあふれている人です。それはそれでかわいいですが。


 それに対して、まじめで実力があって仕事もよくできるのだけれど、おとなしいがゆえに地味で目立たない人もいます。

 組織にとっては後者の人がもちろん重要で、経営者としてはそういった人を探し当て、光(この場合活躍する場)をあて、正当に評価してあげる必要があるのですよ。


 光をあてられなくても、その人はまじめに仕事をするのでしょうが、組織に使い倒されないように注意しましょう。


 エスペランサ村でいうと、「ソラマメ」君はとてもまじめな人です。緑の中に隠れていたのですが、いつの間にかこんなに大きく立派になりました。




 私はソラマメが大好きなのです。名古屋にいた時も、覚王山のフランテに寄るたびに、ソラマメがあると必ず買ってきていました。


 ソラマメは、和食のお店なんかに行くと、突き出しとして細長い皿に、ほかの料理と一緒に1個だけ出てくることが多いのですが、私はソラマメを1個ではなくて、一度にたくさん食べたかったのです。


 一つに3個ほど入ったソラマメのさやを、10本くらい一気にグリルで焼き、塩を振って食べるとこれがおいしかったのです。ビールにも日本酒にも合いました。


 今年エスペランサ村の畑で収穫されたソラマメくんは、塩を振らなくても十分甘みがあり、焼けばそのまま食べることができます。


 こんなに立派な実力があるソラマメ君には、どんどん表に出てきてもらいましょう。


2016年6月22日水曜日

スイカに挑戦

~いただいた苗に花が咲いた~


 今日は早朝3時半に起きて、さっそく仕事です。朝早いと静かだし、前日の疲れも抜けているので、仕事もはかどります。

 とはいうものの、やはり三足のわらじは負担ですね。最近は疲れて夜がもちません。ギターを弾いたり本を読んだり映画を観たりができなくなってきました。

 出羽桜美術館に行って、李朝展を見たいと思っているのですが、いつになったらいけるのだろうか。


 1か月ほど前に、エスペランサ村を訪れた方から、「スイカの苗」をいただきました。珍しい品種だそうで、立派なスイカができるのだそうです。


 我々も当初、スイカを植えることも考えていたのですが、躊躇していました。

 なぜかというと、以前ここの土地の所有者だったHさんが、スイカを植えてみたことがあったそうですが、せっかくできたスイカが、野ウサギやカモシカの「よしこちゃん」にやられてしまったということを聞いていたからです。

 私はまだこちらに住んでから野ウサギは見たことがないし、よしこちゃんに出くわしたこともないのですが、冬になると雪の上にそれらしき足跡があるので、どこかにいるのでしょうね。


 いただいたスイカの苗は、畑区画の端っこに植えることにしましょう。ここ畑区画なら毎日チェックできるので、大丈夫です。


 そしていよいよスイカに花が咲きました。かわいいやつよのぅ。



 スイカは管理がなかなか大変だそうですが、うまくできたらうれしいでしょうね。

2016年6月21日火曜日

チームチャレンジカップ

~チームで戦う~

 一昨日の日曜日、秋田カントリーで行われた「チームチャレンジカップ」に参加しました。

 この大会はとても歴史のある大会で、従来は出身高校別対抗戦で行われていたようですが、2014年から自由に4人でチームを組み、チーム対抗戦になりました。今年も51組・200名以上が参加して行われました。


 昨年初めて参加したのですが、秋田テレビが主催するだけあって、受付からパター練習場・コース内と、テレビカメラがいたるところで回っていて驚きました。そして後日、1時間番組で放送されました。


 ということもあって、いつカメラにつかまってしまうかわかりません。服装には気を付けました。こういう時のために、「ナポレナ」という「御幸毛織」さんの生地で作ったチェックのジャケットがありました。

 いつも思うのですが、御幸毛織さんのナポレナブランドのスーツやジャケットは、ほんとにいいですね。着ているだけで自分に自信が出てくるから不思議です。個人的にお付き合いさせていただいた、テーラーのFさんには、ずいぶんお世話になりました。会社のICHIさんはお元気でしょうか。


 そして、ゴルフウエアは、オークリーの派手なやつを用意しました。ベストドレッサー賞を狙ったのですが、この賞も団体が対象でした。来年はユニフォームが必要かも。


 チャレンジカップは団体戦で、4人のスコアのうち上位3人のスコアを集計して競い合うことになります。

 個人戦であれば、自分で思ったようなスコアを出せなくても、自分の順位が悪くなるだけなのであきらめがつきますが、団体戦だとほかの人に迷惑をかけてしまうので、やはりプレッシャーがかかります。

 「今日、ちょっと調子悪いので、あとは頼むでよ。」というわけにはいかないのです。

 幸い我がチームは、スタートホールは3人がパーで、気持ちよくスタートできました。

 私は、後半も出だしがバーディで2番がパーと、こちらも気持ちよくスタートしたのですが、前日より気温が10℃も高く、後半はばてましたね。

 7ホール終わって1オーバーと調子よかったのですが、最後の2ホールは詰めが甘かったです。結局合計82。もう少しでした。


 チームは、51チーム中12位。私も幸い、ほかのメンバーには迷惑をかけずに済みましたが、優勝するには1人は70台、3人合計で240前後が必要のようですね。ふ~~~。でも、楽しければいいではないですか。


 競技の模様は、6月25日(土)15時から55分間放映されるそうです。


2016年6月18日土曜日

昇格人事

~ジャガイモに花が咲いた~


 6月で株主総会が終了すると、監査法人も一段落です。そして、7月から新しい体制でスタートするのでした。

 その前に行われるのが、昇格人事です。監査法人に在籍する職員にとっては、最もそわそわする時期でしょうね。


 さてエスペランサ村の畑です。最近毎日のように食卓をにぎわしているのが、実は「スナックエンドウ」君なのですよ。この際、シニアに昇格させてあげましょう。そのほうが本人も喜ぶし、やりがいも出てくるでしょう。

 そして昨日、写真はまだですが、今年初めてキュウリが取れました。立派なズッキーニちゃんも。

 今年は収穫できるタイミングが昨年よりも早いですね。


 そして、ジャガイモ君もいよいよ花を咲かせました。「タワラヨーデル」「グラウンドペチカ(デストロイヤー)」「タワラムラサキ」の三羽烏で、それぞれ個性的な色の花を咲かせています。




 この3人は、将来のパートナー候補生です。これはと見込んだ人には、早い段階からそういった自覚を与えることが大事なのです。

 そばでは「ソラマメ」君も負けじときれいな花を咲かせています。



 いいですね。


 パートナーで思い出したのは、私の名古屋の友人の公認会計士です。

 パートナーというのは「社員」、いわゆる合名会社でいうところの出資者で、一般的に言われれている、会社の常勤職員という意味ではありません。

 監査法人で社員になると、監査報告書に署名することができるので、ある意味社員になるというのは、一つの目標とする到達点でもあります。したがって、それなりに嬉しいものなのです。


 以前にも書きましたが、社員になった友人は、奥さんに喜んで報告します。

 「社員になったよ♪」

 すると奥さんの答えは

 「え?今まで社員でなかったの?」と。

 私の場合は、

 「社員になったよ♪」

 「あ、そう」

 でした。ムムム・・・理解してほしいのだ。


 今現在監査報告書には、法人名を記載すると同時に、個人の社員が署名して押印しています。法人印は押しません。

 大手監査法人には何千人もの公認会計士が在籍し、監査対象となる会社は上場会社だけで数百社にも及びます。中には世界的に有名な会社もあるでしょう。

 そういった大企業の監査報告書に、個人がサインするというのは、なんだか違和感がありますね。

 以前はいわゆる「先生」と言われた個人の公認会計士の影響が大きかったのでしょうが、今はそんなことはなく、法人のブランド力というか、今まで築き上げてきた法人としての信用力があるからこそ、会社が監査法人を選ぶ時代です。

 法人名で監査報告書に押印して提出すればいいのにと思うのですが、そうなれば「社員になった喜び」というのも、半減するのだろうか。

2016年6月16日木曜日

今年も草マルチ

~そこまでやりますか・・・~


 事前に西方設計さんから連絡を受けていたのですが、今日は「新潟からエスペランサ村の集会所に見学に来る日」でした。

 11時ころにみなさん到着します・・・え!なんと新潟からバスで。(エスペランサ村の向かいにある、この町内の公民館に止まったバス)



 西方さんを含め、総勢13名でした。いやはやびっくりです。



 ハナちゃんも、お疲れ気味です。


 みなさん、満足されたでしょうか。遠くから来ていただいて、ありがとね!




 それはそうと、畑のほうは、新たなステップを迎えました。草マルチです。

 5月下旬から6月にかけては、草が一気に伸びてくるので、1回目の草刈りを行わなければなりません。この辺りでは毎日刈り払い機の音がどこからともなく聞こえてきます。もちろんエスペランサ村でも。


 せっかくの刈り取った草を利用しない手はありません。

 エスペランサ村の畑は、基本方針として、ビニールマルチは行いません。この方針は、昨年の「専務理事会」で決まったのでしたね。


 堆肥研究家が、刈り取った草を一輪車(ネコ)で運んでは、畝に植えてある野菜の周りに敷いていきます。

 右に傾き、



 左に傾き、



 なかなか大変な作業です。

 そして出来上がったのがこれ。



 この熱心さは、だれもまねできません。


2016年6月13日月曜日

恵まれた食材

~重兵衛トマトにクロダイにサクランボ~



 昨日今日で、秋田はお酒や食材に恵まれた土地だとつくづく思いましたね。


 昨日、椿台カントリーの練習場に向かう途中、「バイオリサ」を教えてくれた由利本荘のABさんにばったりお会いしました。

 車を降りるなりABさんは、何やら箱を取り出して、私に差し出してくれるではありませんか。中身はというと、

「重兵衛トマト」

 でした。

 このトマト、昨年も拙ブログに登場しましたね。「ストレスをかける」でした。

 重兵衛トマトは、由利本荘の農業法人が作っているのですが、野菜というよりは、もはや果物です。


 本当は、エスペランサ村でもトマトを栽培したいのですが、トマトは雨に当たるとだめなので、ハウスで育てなければなりません。当面は無理でしょう。


 さてこの重兵衛トマト、養液の中に食塩を入れて樹にストレスをかけることにより、旨みが凝縮されます。一本の樹から7~10玉しか収穫できない、とても貴重なトマトだそうです。

 これほどのトマト、今まで食べたことがありませんでした。

 名古屋の覚王山のフランテで販売したら、値段が高くても、飛ぶように売れるような気がしますが・・・何とかならないものだろうか。こんなにおいしいトマトです。名古屋の皆さんにもぜひ食べてもらいたいです。





 続いて今朝、ご近所の釣り名人Kさんが、大きな「クロダイ」を持ってきてくれました。昨年もいただきましたが、いやはやすごいですね、大きなまな板からハミハミしています。



 これを三枚におろします。

 基本的に、魚はマグロ以外はさばけると思っているのですが、何しろ久々です。必殺魚調理人としての血が騒ぎます。

 これだけのタイをさばくのには、かなりの力が要りますね。女性には厳しいかも。うろこをとってから後片付けまで大変ですが、刺身にして食べることを思えばくれくらい何のその。

 三枚におろした後の身の部分です。



 これを刺身包丁で自分の好みで肉厚に切り、秋田の銘酒「刈穂大吟醸」でいただきました。

 そして最後は、今ブログを書きながら、今日Nさんから届いた「サクランボ」を食べているのです。

 いやはや、ほんとに申し訳ないのだ。

2016年6月10日金曜日

バイオリサ

~一致したカミキリムシ対策~


 カミキリムシ対策の続きです。

 「有効な対策があったら、こっちが教えてほしい」

 とまで、JAに言われたカミキリムシ対策です。


 一般的には、

 「農協が言うんだば、まぢげぇねぇべ(農協がおっしゃるのであれば、間違いないのででしょうね)」

 「んだんだ(そうでしょうね)」

 となるのでしょうが、どうしても生でイチジクを食べたい(秋田では生イチジクはほとんど売っていない)私は、ここであきらめるわけにはいきません。

 「んだってぎゃ!・・・あ、失礼。本当にそうだろうか?」と私。


 これだけ科学が発達した今の世の中で、カミキリムシ対策が何もないというのは、私にはどうしても考えられません。何か対策があるのではないだろうか。


 カミキリムシにやられたことをブログに書いたところ、私のゴルフ仲間のABさんが、それを読んでいたようです。

 ABさんは、北限のイチジクの産地である由利本荘市にお住まいです。しかも、農業関係はかなり詳しいし、イチジク農家とのつながりもあるようです。

 「カミキリムシ対策に詳しい人を知っているので、聞いてきてあげる」といいます。

 おお!そうですか。では私も詳しく調べてみましょう。


 ネットでしつこく調べてみたところ、どうやら対策はあるようですね。三つのキーワードが浮かんできました。

 「バイオリサ」「グリプロ(おそらくグリーンプロテクトの略)」そして「ガットサイドS」です。


 さて翌週、ABさんと椿台でゴルフです。お会いするなり、「カミキリムシ対策を聞いてきた」と言います。ABさんから手渡された紙にはこう書かれていました。

 「バイオリサ」

 私が調べたキーワードと見事に一致しましたね。


 カミキリムシが飛来し始めるのは、5月の下旬から6月のはじめくらいからだそうです。

 5月の下旬には「グリプロ」でイチジクの幹をコーティングしました。幹に穴をあけられないようにです。

 そしてつい先日、いよいよバイオリサの登場です。

 こうして、イチジクの幹に巻き付けて、ホチッキスで止めていきます。



地味な作業です。24本あるイチジクすべてに3~4枚巻き付けました。



 バイオリサの表面には白い粉が付いていて、カミキリムシがこれに触れると、卵を産み付けられないくらい弱ってしまうのだそうです。この粉は、外側にだけ付いていて、イチジクの幹に触れることはありません。カミキリムシさんには大変申し訳ないのですが、許してほしいのだ。


 ガットサイドSは、とりあえず様子を見て、今のところは使わないでおきましょう。


 5月に行われた町内の観桜会で、「この町内をイチジクの産地にしたい」という意見が出たのを思い出しました。

 私の試みがうまくいったら、カミキリムシにやられてイチジク栽培を断念した人たちにも教えてあげることにしましょう。

2016年6月9日木曜日

カミキリムシとの闘い

~いよいよ真剣勝負!~

 最近、新しい顧問先が2件増えました。いずれも若い経営者です。

 一つは秋田市内にある会社で、今後大きく事業展開していく計画です。消費税には細心の注意が必要ですね。

 もう一方は、エスペランサ村のある町に、新規に立ち上げた農業法人です。こちらの代表理事は20歳代で、ほかの経営者たちも若いです。東京の人たちといろいろ企画しているようですね。


 農業法人は2社目ですが、1社目の代表も30歳代です。ラジオに出演したり、あるいは造り酒屋と組んで、酒米を育ててお酒を造るという、こちらも面白い企画があるようです。

 新聞等によると、農業は高齢化が進み、将来大変だとよく言いますが、こういった若い経営者がどんどん出てきて大規模化し、いろいろアイディアを駆使していけば、農業の将来は明るいでしょう。彼らを見ていると、そう思えてきます。



 そういえば、農業法人との打ち合わせに参加していた役場の方が、エスペランサ村の果樹に興味をお持ちのようでした。

 「この町の特産品になりそうな果樹は、なにかないでしょうか」

 といいます。「ポポー」「イチジク」はどうでしょうか。


 そのイチジクです。

 由利本荘のイチジクが「北限のイチジク」なら、エスペランサ村はそれより北なので、私は「北北限のイチジク」を目指しているのですよ。生で食べたいのです。

 イチジクを栽培する前に、

 「この辺りにイチジクを作っても、どうせカミキリムシにやられるから、やめたほうがいい」

 と、この辺りでイチジクを栽培していた人たちから言われていました。

 私は何の根拠もなく、単に名古屋に住んでいた時のように、 

 「生でイチジクを食べた~い」

 の一心で、昨年試しに数種類のイチジクの棒苗を18本植えたのでした。そして今年も別の品種を7本。

 カミキリムシといっても「やってみなければわからないでしょ」と、いつもの私。

 そして注意して見回りいたにもかかわらず、以前拙ブログにも書いたように、真上からカミキリムシに浸食されたのでした。「真上から来るとは・・・」気が付きませんでした。


 カミキリムシにやられたイチジクは、幸い被害がひどくなる前に気が付いたおかげで、根こそぎやられた1本を除き、まだ元気です。


 すべてのイチジクを、とりあえず真上から5㎝~30㎝を切り落とし、JAの方に教えていただいて、トップジェントMペーストでふさぎました。そして、開けられた穴には、カミキリムシの幼虫対策用に購入した園芸用キンチョールを注入して、応急措置を施したのは、拙ブログにも書いたとおりです。


 問題は、この後どうするかです。

 JAがいうには、

 「カミキリムシの対策はない」のです。

 「カミキリムシを見つけたら捕殺し、穴があけれれていたら園芸用キンチョールを噴霧する以外に、対策はない」

 と言うのですよ。そして、

 「有効な対策があったら、教えてほしいくらいだ」

 とまで何度も言い切りました。う~ん、んだすきゃ(そうですか)?


 なるほど、この辺りでのイチジク栽培が、ことごとくカミキリムシにやられっぱなしなので、そういうことなのでしょうね。

 では、せっかく私が購入したイチジクの棒苗24本は、どうなるのよ・・・。


 ちょっと長くなったので、続きは明日。


2016年6月6日月曜日

販売目的

~大規模家庭菜園の今後~


 今朝は4時半から本業開始で、その後農作業が終わったのは夕方6時でした。いやはや、立派な10時間労働です。

 エスペランサ村は「ブラック企業ではないか」と言われそうですが、経営者二人とも、自ら好き好んで働いているので、何ら問題はないのです。


 「大規模家庭菜園」と銘打っていることもあって、エスペランサ村で採れる野菜は基本的には自家消費のために育てているので、今まで販売することは考えていませんでした。

 ところが先日、「食材として使いたいので売ってください」という引き合いがありました。驚きましたね。


 エスペランサ村の野菜は、完全無農薬です。しかも、スーパー等で売っている野菜と比べて見た目も全く見劣りすることもなく、むしろ優れているといえるでしょう。もちろん販売に耐えうるものだと思えます。

 問題は、販売するには「数が不足している」ということでしょうか。「大規模家庭菜園」というのは、販売目的という面からすると、ちょっと中途半端ということなのでしょうね。

 来年は、畑の面積をさらに増やすことにしましょう。


 さて一方、果樹関係は、加工して販売することも視野に入れています。そして「サツマイモ」も。


 昨年、近所に住んでいるおじいちゃんに、

 「そごだば、なに植えだって、だめだや(そこの場所は、何を植えてもだめですよ)」

 と言われていた、草すら生えない砂地の場所です。

 いったんは「んだすか(そうなんですか)」と私。

 「あや(そうですよ)。やめだほういいや(やめたほうがいいですよ)」

 と言われながらも、試しにサツマイモの苗を植えたのでした。

 結果的には、当初「ああ、やっぱり駄目なんだ」とあきらめていたのですが、

 「ここ掘れ、いもいも」

 と、サツマイモからの啓示が堆肥研究家にあり、試しに掘ってみたら、立派なサツマイモが収穫できたのでした。拙ブログにも書きましたね。


 そのサツマイモで、昨年堆肥研究家が作った「おにまんじゅう・・・のようなもの」です。



 名古屋では知らない人はいないくらい有名ですが、秋田にはありません。秋田で販売したら、おそらく売れるのではないでしょうか。

 ということで、今年は砂地に堆肥を投入し、ブランド物のサツマイモを植えたのですよ。



 うまく収穫できたら、加工して、秋田版「なまはげまんじゅう」などとネーミングして、売り出そうではないですか。

2016年6月4日土曜日

エスペランサ村の実力者

~今年もタワラヨーデルなど~

 昨年植えた「ジャガイモ」は、クリーンヒットでしたね。






 通常ジャガイモといったら、「男爵」とか「メークイーン」を想定するのですが、植えたのは「タワラヨーデル」「デストロイヤー」でした。見たことも聞いたこともない銘柄です。でも、これがとてつもなく評判がよかったのですよ。


 今年もジャガイモは、「タワラヨーデル」「デストロイヤー(グラウンドペチカ)」「タワラムラサキ」の三種セットを植えました。種イモ9キロで約1万円です。JA湖東から注文しました。


 何気なく植えたこのジャガイモですが、実はこの銘柄、ジャガイモの実力者だったようです。

 よく見ると、ダイユーエイトなどで売っている男爵などの種イモは、5キロで5百円くらいです。ということは・・・エスペランサ村で植えている種イモは、約10倍の値段です。驚きました。どおりでおいしいはずです。


 エスペランサ村の村の集会所には、「土縁」なるものがあります。リビングに接して設けた長方形の土間です。これが、苗を育てるのにとても都合がいいのですよ。


 まずは「芽だし」を行います。ジャガイモの種から芽が出てきます。



 ほら、こんな感じ。

 

 そして、種イモが出そろいました。畑に植えていきましょう。こんな間隔で植えていきます。



 昨年の反省にかんがみ、カラスにやられないよう、慎重に釣り糸を張っていきます。地道な作業です。雨の中、ご苦労様です。



 
おかげでジャガイモは順調に育っています。



 今年ももうすぐ、きれいな花が咲くことでしょう。