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2016年1月29日金曜日

梅の木の剪定

~剪定後の「ヘビイチゴ」~


 やろうと思ってなかなか動けなかったのが、梅の木の剪定です。そろそろやらなければと思って、脚立ものこぎりも購入して用意していたのですが・・・本業優先で・・・忙しくて・・・いいわけですが。


 昨年剪定をお願いした福岡造園さんのブログを見ていたら、「冬だから行う木の剪定」という記事がアップされていました。ではでは、私たちも行動することにしますか。


 それにしても、雪が少ないですね。昨年の冬は、想像していたよりもかなり雪が少なくて驚いたのですが、今年はさらに少ないです。魁新聞には、昨年の4割と書いてありましたし、今朝お会いしたご近所の方の話では、積もっている雪は通常の十分の一だそうです。雪寄せすら今年は一度もやっていないと。


 エスペランサ村でも、一日だけこんな景色がありましたが、



 先日も雨でした。もう積もっている雪もザラメ状ですので、もうすぐ溶けるでしょう。それにしても、秋田の冬がこんな軟弱な状態でいいのでしょうか。でも剪定をするには、とても助かります。


 さて問題は、どうやって剪定したらいいのかです。解説本を読んでもさっぱりわかりません。


 でも昨年は、堆肥研究家が福岡造園さんに教えてもらいながら剪定していました。名古屋では、「樹木医に学ぶ」という講座も受講していました。まぁ何とかなるでしょう。Fさんも応援に来てくれました。


  でも、「これは切ってこれは残す」といわれても、私なんかはピンときません。なぜそうなのかと。

 でも、よくよく見てみると、蕾ができそうもないというか、花目がなくて、ビヨ~ンと伸びている枝がいくつもあるではないですか。これは美しくないです。切りましょう。要は、「見た目美しくない」枝を切っていけばいいのですね。


 私が脚立に乗って、高いところの枝をのこぎりで切っていきます。「ギ~コ、ギ~コ」。私は高いところが苦手なのです。

 それでも「ギ~コ、ギ~コ」切っていきます。脚立を移動させ、また「ギ~コ、ギ~コ」。密集した枝の間を縫うようにしてのこぎりを入れていきます。「ギ~コ、ギ~コ」。木くずが頭や顔に降りかかっても、めげません。「ギ~コ、キ~コ」。疲れました。

 結局作業は、午前中で終わりにしました。もう三日ほどかかるでしょう。暑かったので、袖をめくって作業を行っていたのですが、終わった後腕を見てびっくり。無数の切り傷がありました。夢中でやっていたので、気が付かなかったのでしょう。

 でも、こういう時のために、これがあるのです。エスペランサ村特産の「ヘビイチゴ」です。


  昨年夏に、堆肥研究家が作りました。拙ブログでも以前ご紹介しています。

 堆肥研究家の話によると、ヘビイチゴは、かゆみ止めというよりも、むしろ切り傷に利くのだそうです。仕方がありません。私が実験台になりましょう。

 キレイに治ったら、アマゾンあたりでネット販売することにします。







2016年1月25日月曜日

社会福祉法人の監査

~秋田の公認会計士はどうする?~


 法案が国会を通過したかどうかは定かではありませんが、予定では来年の4月1日以降、一定規模以上の「社会福祉法人の監査」が始まります。公認会計士の業務拡大です。

 法令で監査が強制され、公認会計士の業域が一気に拡大するケースは、過去にもいろいろありました。例えば信用金庫・信用組合の監査、国立大学法人の監査等いろいろあります。

 業域が拡大するときの監査法人の営業攻勢はすごいです。それこそ大手中小そろい踏みで、監査クライアントの取り合いになります。それまで顧問先だった個人の先生方は、ずいぶんと不愉快な思いをされたことでしょう。

 監査法人に在籍していた私としては、今となっては大変申し訳ない思いです。
 
 東京・大阪・名古屋では、すでに社会福祉法人監査の営業が始まっているでしょうね。監査法人にとっては絶好のビジネスチャンスですから。

 秋田でも、トーマツさんがすでに営業に来ているようです。これからいろいろ回るのだと思います。

 秋田にある監査法人といえば、新日本監査法人の秋田事務所があるくらいですが、新日本さんは東芝問題で、金融庁から「新規業務開発活動禁止3か月」の処分を受けているので、今は動けません。もちろん秋田でも営業活動はできません。

 あずさは、東北ではたしか仙台事務所があるだけでしたが、せっかくのビジネスチャンスを見逃がさないでしょう。秋田まで来るかもしれませんね。

 では、秋田の公認会計士は、このような大手監査法人の営業活動を、黙ってみているだけでいいのでしょうか。

 明日26日、秋田キャッスルホテルで、秋田の社会福祉法人の役職者150名を対象にしたセミナーが開かれるようです。そこでは当然監査の話も出るはずです。そして、「どうする?どこに頼む?」という話にもなるでしょう。

 大手監査法人に三十数年勤務した私が言うのはおかしいかもしれませんが、上場会社の監査ならまだしも、社会福祉法人や農協の監査は、やはり地元の公認会計士がやるべきだと思います。

 頼まれた仕事はきちんと受けるべきだし、「心配しなくても私の事務所でやるから大丈夫ですよ」と、ぜひ説明してほしいものです。


 秋田市はもちろん、本荘でも、横手でも、同じことがいえると思います。

2016年1月23日土曜日

ヤーコンめし

~「しったげ んめや!」とFさんは言った~


 秋田では、「ものすごく」という表現を「すったげ」といいます。名古屋弁でいうところの「どえりゃあ」です。

 ただ、私が住んでいる町では、どうも「しったげ」と言っているように聞こえます。「すったげ」と「しったげ」は、いったいどう違うのだろうか考えてみました。

 私は、「しったげ」というのは、「もう死ぬほどすったげ」が短縮された言葉ではないかという仮説にたどり着きました。「しったげ=死ぬほどすったげ説」です・・・どうでもいいですか。

 さて、何が「しったげ」なのかというと、ヤーコンです。



 昨年の秋に収穫したヤーコンは、すったげいい出来栄えでした。そして、三種町で行われた体験農業の後の懇親会で、ヤーコン名人にたまたま出会い、

 「ヤーコンは、おがくずの中に1か月ほど入れておくといい味になり、春まで食べられる」

 と教えてもらったのでした。

 おがくずは、小屋を作ってもらっていた大友建設の大工さんに分けてもらいました。小屋はヤーコン収穫時にはまだ完成していなかったので、助っ人のFさんところの小屋に保管していただき、たべ頃になったら教えてくださいとお伝えしていたのです。

 さて、昨年12月末に、Fさんから電話がかかってきました。

 「ヤーコン食べでみだども、しっっったげ、んめがった」

 といいます。「んめ」とは「おいしい」という意味です。「死ぬほどおいしかった」といっています。名古屋弁でいうところの

 「どえりゃあ うみゃ~で かんわ」

 でしょうか。これ、以前どこかで書きましたね。

 一般的にヤーコンは、味噌漬けにして食べるとおいしいと言われています。

 最近、野菜などをたべて、「おいしい」という感覚を表現するときに、「あま~い」と言うことが多いようですが、ヤーコンはシャキシャキと歯ごたえがあり、とても甘いのですよ。

 ヤーコンはたくさんあります。



  さっそく私はネットで「ヤーコンのレシピ」を検索します。いろいろありました。その中で選んだのが、「ヤーコンめし」「ヤーコンと豚肉炒め」です。

 世の中に「何とかめし」というのはいろいろありますが、「何とかご飯」よりも格が落ちるでしょうか。「マツタケご飯」とか「タケノコご飯」といったらなんとなく高級そうですが、「イカめし」とか「牛めし」など「めし関係」は、なんか格下のような印象を受けます。

 でもヤーコンめしは、たとえ格下だと言われようが、とてもおいしいです。私が断言します。食べてみればわかります。

 来年はヤーコンをたくさん植えて、いずれレシピと一緒に販売するとしましょう。テレビや新聞で取り上げもらえないかなぁ。

 きっとブームになると思います。



2016年1月17日日曜日

ふるさと納税

~成果が出た自治体・・・分析からわかったこと~


 1月14日の秋田さきがけ新聞に、「ふるさと納税」の記事が出ていました。「秋田市への寄付申込額が、昨年度の約32倍となり、1億円を突破した」ということでした。


 そして昨日16日のさきがけ新聞です。今度は「湯沢市で、昨年末で2億円を突破した」という記事が出ています。


 いずれも「お礼の品」の種類を拡充し、内容も充実させたことによるようです。


 ふるさと納税の制度はいいですね。

 寄付を受けた自治体も助かるし、寄付した人も所得税の税額控除や住民税の減少で、金銭的には実質的に2千円の負担で済みます。そして、その2千円で地元の特産品をいただくことができます。ふるさとへも思いも甦るでしょう。そして、特産品をつくった業者も潤うのです。


 では、私が住んでいる町のふるさと納税は、どのような状況なのか、ふるさと納税のサイトにアクセスしてみました。そうすると以下の通りでした。


※以下、2015年の数字は、すべて9月末現在まで集計したものだそうです。


・2014年 36件 1,370,000円
・2015年 16件  977,867円


 あまり増えていないようです。そしてそこにはこのような文字が


 「お礼の品の用意はありません。詳しくは地元のHPをご覧下さい」と。


 はぃ?


 どういうことか?と、役場のHPにアクセスします。お礼の品は「地元の広報紙」でした。広報紙は、お礼の品に追加で渡せばいいと思うのですがね。
 
 そういえば、以前広報紙と一緒に配布されてきた「町議会便り」に、ふるさと納税に関する町議会でのやり取りが記載されてたのを思い出しました。答えは、「今のところ用意するつもりはない」だったか「来年度から始める予定」」だったか忘れましたが、すぐ始めればいいのに。地元の特産品だってあるでしょう。




 では、ご近所の市町村はどうでしようか。気になる三種町です。


<三種町>
・2014年   73件   2,030,000円
・2015年 1,940件    23,618,000円


 あれま!(マレー語だという公認会計士もいますが、私は「あれま!秋田の感嘆詞説」を支持しています)
 ものすごい勢いで増えています。しかも2015年は9月までの集計です。何かの間違いかと思い、お隣の潟上市を見てみます。


<潟上市>
・2014年   26件  7,071,000円
・2015年   307件 11,670,000円 


 ここも件数は9月までで10倍以上です。ここは、2013年までは、100万くらいでしたが、2014年に急に増えました。続いて北秋田市


<北秋田市>
・2014年   55件  3,093,000円
・2015年   193件 54,992,000円 


 こちらは金額が約18倍に増えています。もう一つ行ってみましょう。K村です。


<K村>
・2014年  14件  1,615,000円
・2015年  10件   615,000円


 この村も「お礼の品の用意はありません」でした。


 ネットで見ると、三種町や潟上市それに北秋田市の「お礼の品」の充実はかなりのもので、PCの画面上、ずいぶん下までスクロールしなければならないほどです。お礼の品が、ふるさと納税の圧倒的増加に反映したのは、間違いないでしょう。


 新聞に掲載された秋田市や湯沢市をはじめ、これらの市町村は、自治体がいろいろ工夫しているということだと思います。


 秋田県はとてもいいところですが、全国トップクラスの人口減少県で、それに歯止めをかけるのが、現在大きな課題となっています。いろいろアイディアを出して、できるところから少しずつやっていこうという姿勢はいいですね。


 私が住んでいる町で、先日町議会選が告示されたのですが、なんと驚くことに、町の人口の約9割が有権者でした。このことに気が付いた人はいるだろうか。笑うに笑えない話です。

 しかも、前回の選挙に引き続き、「連続無投票」だったと、これもさきがけ新聞の15日の「地方点描」に掲載されていました。「連続無投票は、村時代の1956年からでも初の事態だ」等々と書いてあります。


 なんでもそうですが、考えることをやめ、やってもしょうがないとあきらめ、変わることを放棄してしまっては、後は衰退するばかりです。

 ・・・このままでいいのだろうか・・・。誰かが動かなければ・・・この町の将来は・・・。


 自分なりに分析してみると、いろんなことがわかります。











2016年1月14日木曜日

一億総活躍といわれても・・・

~心に秘めておくもの


 最近ほとんどテレビを見なくなりました。NHKの7時のニュースくらいは見ていたのですが、最近それさえもほとんど見ることはありません。


 では夜に何をしているのかというと、最近はレーザーディスクを見ているのです。古いですね。 


 レーザーディスクのプレーヤーはすでにだいぶ前に生産を終了し、最近では部品さえも作っていないようです。したがって、今のプレーヤーが壊れたら、必然的にレーザーディスクを見ることができなくなってしまいます。


 ビデオからレーザーディスクに変わったときに、ずいぶんディスクを集めてしまいました。音楽も映画も。それがすぐさまDVDにとってかわられ、今はブルーレイなのだそうです。ひどいじゃないですか。


 引っ越しの時にそのまま処分してしまおうとも思いましたが、中にはこれは処分できないというようなものもあり、ハードと一緒に持ってきたのでした。


 処分できないものの代表が、「昭和の歴史」です。立派なハードケースに入っています。高かったですが、これは買っておかなければならないと判断し、思い切って買ったのでした。


 このシリーズでやはり一番印象に残ったのは、第二次世界大戦を取り上げたものでした。そして、当時のニュースや解説で、よくこのフレーズが出てくるのですよ。「一億総〇〇」というのが。


 「一億総玉砕」
 「一億国民全員特攻隊となり」
 「一億総火の玉となって・・・ほしがりません、勝つまでは」
 「一億総懺悔」・・・。


 一億総〇〇の枠からはみ出した人は、まるで「非国民」扱いだったのでしょうね。


 そして現在。「一億総活躍」だそうです。


 昨年の8月から12月まで、社会福祉法人の施設を19日かけていろいろ回ったのですが、そこには活躍したくても活躍できない人たちがたくさんいました。おそらく全国にこのような施設が数え切れないほどあるはずで、人数も相当な数に上るでしょう。


 また、今までさんざん働いてきてやっと定年を迎えて退職し、これから自分の好きなことをやって過ごそうという人もたくさんいることでしょう。


 「活躍しろといわれたって、ワシには関係ないけんね!」


 と、自ら「無関心的けんね症候群」を装う人だっているに違いありません(・・・私のことですが・・・)。




 「我が社員総活躍」などと社長にいわれたら、この人大丈夫だろうかと心配になるし、私だったらちょっと引いてしまいますね。


 堆肥研究家の活躍シーンを1月3日のブログにアップしましたが、堆肥研究家だって強制されているわけではないし、自分で「活躍したい」と思ってやっているのでもありません。単に面白いからやっているだけなのです。


 今の時代、「一億総活躍」といわれても、時代錯誤としか思えないのですけど・・・。













2016年1月10日日曜日

草マルチ

~決裂した常務理事会~


 私もそうですが、堆肥研究家も今年の年賀状に、「スギちゃんとのツーショット」の写真を印刷しました。その年賀状を受け取ったある方の反応が面白かったです。

 「隣にいる越麻呂さん、ずいぶん昔と雰囲気が変わったね」

 隣にいるのは私ではなくて、スギちゃんですって!だって、全然似てないでしょ。

 さて、昨年の11月と12月は、本業のほうでどうも欲張ってしまったようです。なんだか知らないけれどとても忙しく、まるで監査法人時代に戻ったような錯覚を覚えたくらいでした。いけませんね。

 秋田に移住して何をしたかったのか、もう一度原点に立ち返りましょう。

 さて、エスペランサ村の畑の成功要因をもう少し分析してみます。

 畑に野菜の苗を植える際に迷ったのは、畝に「マルチ」を敷くかどうかでした。マルチというのは、よく畑の畝を覆うようにかぶっている、ビニールシート・・・のようなものです。マルチに直径10センチくらいの丸い穴が空いていて、そこに苗を植えるわけですね。

 畑に関する本を何冊か読んだのですが、ほとんどマルチを敷くと書いてあります。マルチを敷くことによって、

・水分が抜けない
・土に保温性が保たれる
・そしてなんといっても「雑草が生えるのを抑えることができる」

 というメリットがあるのです。

 特に広い畑の場合、雑草対策が大変だといつも周りから言われていたので、私はマルチは必要だと考えていたのでした。

 ところが、堆肥研究家は、「マルチはやらない」と言い張ります。

 まぁマルチを敷くと、確かに見た目がよくないので景観を損なうし、使用した後の処分が大変であるというのはよくわかります。

 でも、超初心者の私たちにとって、マルチを敷くほうが、確実に野菜を育てるには好都合だし、雑草対策はどうするという問題もあります。

 いろいろ話し合ったのですが、お互い自分の意見を主張すると、なかなか妥協しない二人です。結局私がこだわっている「エダマメ」にはマルチを敷き、それ以外はマルチはやらないという、お互い意地の張り合いで常務理事会は決裂したのでした。

 堆肥研究家が考えたのは「草マルチ」でした。いったいどこでこんなアイディアを見つけてきたのだろうか。


 ちょうど5月に入ってくると草が伸びてくるため、刈払い機を導入して一回目の草刈りを行います。

 刈った草はそのままにしておくと枯れるので、ちょうどいい土の栄養分になるのですが、堆肥研究家は刈った草を両腕に抱えると、畑のほうに持ってくるではありませんか。草はたくさんあります。例によって何往復もします。

 そしてその枯草を、畝に植えた苗の周りを囲むようにして置いておくのです。「草マルチ」です。


 
 草マルチを敷いて何日かした後、畑に水を撒くと、草マルチに隠れていたおびただしい数のクモが、わらわらと動き回ります。クモたちにとってみれば、カラスたちの格好のえさになるところを、草マルチの間に隠れているので助かるわけです。そして、野菜にとっては天敵となる害虫を食べてくれます。

 これはいいですね。

 さっそく私も、枝豆の苗に草マルチを敷いたのでした。

 いいと思ったものは、素直に認めてしまえばいいのです。


2016年1月6日水曜日

タロニャンとハナポン

~古風なネコ ハナポン~



 7月から我が家に住み込んでいる、タロニャンとハナポンです。

 二人はとても仲がいいのですよ。


  うらやましいです。

 今は時代が違うというか、昔はいつも女性は控えめで、いつも男性の一歩後ろを歩いていたような気がします。私の母親がそうでした。

 日本は、男女の平等度が、先進国に比べてかなり遅れているようですね。昔の名残というか古い習慣が残っているのでしょうか。

 我が家のハナポンは、そういった意味では、とても古風なネコです。

 堆肥研究家が、いつもタロニャンとハナポンの食事を用意するのですが、

 「タロ、ハナ、ご飯ですよ!」

 と声をかけると、

 「ニャ~ン、ニャン」

 といって、喜んで走ってくるのはいつもタロニャンです。ハナポンはかならず決まって、タロニャンの後をゆっくりついてきます。ハナポンが先に来る姿を、ただの一度も見たことがありません。古風な夫婦みたいですね。


 ハナポンです。


 
 それはそうと、昔、赤塚不二夫さんのところのネコが、いつも仰向けになって寝ているという話を聞いたことがあります。


 我が家のタロニャンがそうなのですよ。


  あっちへひっくり返ったと思えば



 こっちへひっくり返っています。


 なんなんでしょう?

 いくら飼い猫といっても、ちょっと気が緩んでいませんか。



2016年1月5日火曜日

原木しいたけのその後

~ヘビとの遭遇~

 昨年原木シイタケのほだ木150本に、シイタケとナメコの種菌6,000個を、金づちで3万回たたいて打ち付けた話は、拙ブログでも取り上げたとおりです。

 経験者のお話では、なめこはもしかしたら種菌を植えた年に採れる可能性がないわけではないが、基本的には翌年で、シイタケは収穫までは2年くらいかかるということでした。でも、どうなっているのか気になります。

 堆肥研究家がある晴れた日、原木シイタケのほだ木のある区画へ入っていきました。キノコを植えてある区画は、春先と違って草木が生い茂った藪状態で、足を取られてしまいます。それでも興味津々の堆肥研究家は、藪をかき分けて進んでいきます。

 突如、

 「うきゃ~!」

 という大きな悲鳴がエスペランサ村に響き渡りました。

 何事かと思っていたところ、どうやら堆肥研究家の目の前30cmくらいのところを、大きなヘビがにょにょろ通り過ぎていったようです。藪が邪魔で逃げるに逃げられず、ヘビと並走することになってしまったと。

 堆肥研究家は、釣りの餌である「ゴカイ」や「イソメ」は全く平気でつかんでちぎってしまうし、蜘蛛も大丈夫(それどころか蜘蛛は好きなようです)。果樹や野菜に取りつく虫なども全然平気なのですが、どうやらヘビだけは苦手なようです。もうそれ以来、キノコ区画に近づこうとしません。

 かわりに助っ人のFさんがキノコ区画に入っていきます。10分くらいすると両手に何か抱えて出てきました。なんと、よく見ると直径20cm以上あるキノコではないですか。

原木シイタケに、


 なめこです。



 あと数本は巨大なシイタケが生えていると。

 なめこは、普段私たちは、あの小さなものがなめこだと思っているのですが、それが大間違いだということが、キノコの本に書いてありました。なめこの本来の姿は、もっと大きくて、スーパーで売っているものとは全く別物です。

 また、原木しいたけは、ほったらかしにしておくと、どんどん大きくなって開いてしまうので、適当な大きさのところを見計らって収穫しなければならないのだそうです。

 本格的に収穫できるのは、おそらく今年の秋か来年だと思いますが、収穫のつどヘビのいる可能性のあるキノコ区画に入っていかなければなりません。

 私もヘビは大嫌いです。

 誰が採りに行くのよ?



2016年1月4日月曜日

繰延税金資産

~腹に入らない~


 年末年始、中島誠之助さんの「真贋のカチマケ」という本を読んでいました。とてもおもしろい本で、じっくり読んでしまいました。

 勢いで昨日、もう20年以上前に発行された「古美術緑青」という雑誌の、酒器特集号をネットで探し、オークションで落札しました。600円。アマゾンや古書店では、どこも約3,900円でした。なんだか得した気分です。

 中島さんがおっしゃるには、最後は感覚的なもので、「腹に入るかどうか」だといいます。なるほど、感性の世界ですね。どうもしっくりこない感じを「腹に入らない」というのだそうです。

 以前、クライアントの上場会社の経理担当取締役だった方が、我々監査人の意見に対して、「腹に入らない」ということをよくおっしゃっていたのを思い出したのですが、この言葉はあまり日常生活では使いませんね。「腑に落ちない」はよく使いますけど。

 普段生活していくうえで、「ワシはどうしても腹に入らない(納得できない)!」ということがあったとしたら、プライドをかけてとことん戦うべきですが、そうでなければ、軽く受け流しましょう。

 「あぁ、んだすか」あるいは「ほぉ~そうかね」などと言って。

 でなければストレスがたまりますからね。

 今朝ネットを見ていたら、ASBJが「繰延税金資産」のルールを変更したことについて、「企業に甘く?」という見出し付きで出ていました。

 私は秋田に移住してしまったので、もう繰延税金資産とは縁がなくなってしまったと思っていたのですが、急遽そうではなくなってしまいました。


 改正された内容を解釈すると、確かにそうとられてもおかしくないのでしょうが、「前のルールよりも進化したのだ」ともいえる内容です。

 でも、1年先のことがわからないような不確実の現代社会において、5年後あるいはそれ以上先の業績予測の説明が、どんな説明だったとしても、はたして説得力があるといえるのかどうか・・・。繰延税金資産とは、あいまいな資産です。

 それに、新しいルールの適用時期はどうなんでしょう。

 これだけ企業業績に大きな影響を及ぼす可能性のある改正が、昨年末にあわただしく公開されたのであれば、本来であればいくら早くても、来年度決算の第一四半期から適用というのが普通だと思うのですが、すでに第三四半期まで旧ルールで決算を組んでいるにもかかわらず、わずか3か月後の今年度の決算から「早期適用」が可能だといいます。

 私がとやかく言うことではないのですが、個人的な感性として、腹に入らないです。




2016年1月3日日曜日

堆肥研究家の活躍シーン

~今年も元気に!~



 今年も年賀状をたくさんいただきました。ありがとうございました。

 それにしても雪が降りませんね。秋田の冬とは思えません。

 一時雪に埋もれた堆肥ですが、完全に解けました。今すぐ外に出て行って、堆肥を撒くことも可能ですが、しばらくはゆっくり休みましょう。

 今日の新聞に、健康年齢のことが書いてありました。

 平均寿命は、男性で約80歳だそうですが、日常不自由なく行動できる健康年齢は、約70歳だそうです。

 70歳ですぞ!

 仮に65歳で定年退職したら、たったの5年しかないんですぞ!


 62歳だったとしても、たったの8年ですぞ!


 50歳になったら、仏教でいうところの「林住期」です。早くやりたいことをやりましょう。なにも無理して「活躍」なんてしなくてもいいではないですか。

 
昨年を振り返ってみると、堆肥研究家の活躍がすごいですね!

 それでは、エスペランサ村に来てからの、堆肥研究家の活躍シーンを、写真で振り返ってみましょう。あっ!しまった。「活躍」と書いてしまった。

まずは4,000坪の草刈りから。



馬糞堆肥を投入し、

レーキで均します。


こちらは原木シイタケのほだ木の積み込み作業



 果樹の苗を植えるために、50㎝の穴を掘っています。

 いよいよ畑に野菜の苗を植えました。

 そして、ジャガイモの収穫です。


 ずいぶん肉体労働が多かったですね。とても60歳過ぎたらできません。早く始めてよかったです。

 今年は少しは楽になるでしょうか。