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2023年8月29日火曜日

進化する無花果エール

 ~羽後麦酒さんからの提案~


 先週金曜日、無花果エールが届きました。


(ラベルは前回と同じです)



 今回の製造方法は、「冷凍した無花果をピューレ状にしてから投入する」というもの。


 昨年の秋、無花果のスムージー用にと思っていいところだけを選び、丁寧に皮をむいて冷凍していたものです。


 今回無花果エール用に投入した無花果は、約900個。


 出来上がってきた無花果エールは319本ですので、一本当たり約3個の無花果を使用していることになります。


 なんと贅沢なビールなんだ!


 グラスに注ぐと、無花果のいい香りが漂います。


 飲んでみました。


 投入した無花果の数が多く、しかもピューレ状にしているので、一般的な果実酒のように甘くなりすぎるのを心配していましたが…


 ここはやはり羽後麦酒さんの製造技術なのでしょうね。

 しっかりしたビール本来の飲み心地でした。よかった!


 そこで羽後麦酒さんからのご提案です。


 羽後麦酒さんでは、従来50ℓと100ℓのビール製造タンクを保有していました。


 私は100ℓタンクで製造をお願いしていたのですが、今回200ℓ用のタンクを導入したようです。


 「200ℓで作りませんか」


 そのうち100ℓは、「みんな大好き越麻呂の無花果エール」ブランドで、



 もう100ℓは羽後麦酒さんのブランドで販売。


 原料となる無花果は、いずれも越山農園産(井川町産)の無花果になります。


 いいんじゃないでしょうか。


 パルテールさん同様、まだ無名の越山農園の無花果を評価してくださったということですからね。


 ただ一つ問題なのは…雨が降らないこと。


 7月の豪雨災害以来、雨が降りません。

 週間予報の雨マークも、いつの間にか消えてしまいます。


 連日早朝5時くらいからケートラに積んだ10リットル入りじょうろ21個に水を入れて水やり開始。


 夕方気温が下がり始めた4時過ぎころから暗くなるまでまた水やり。


 連日ゴルフのワンラウンドできるくらいの時間をかけ、ローテーションで水やりをしているのですが…


 対象としている果樹は無花果の幼木と水不足に弱いブルーベリーだけ。


 成木には与えていない(とても無理)のです。


 肝心の無花果は、実は例年通りつけてはいるものの、水不足で硬くなったまま大きくなれないのではないか…と心配しています。


 朝夕の水やりの合間は本業。ゴルフは…もはや遠くなりました。


 昨日は水やりの後、11時くらいまでかけて汗まみれになりながら大根を植えるための畝づくり。


 ゴルフ仲間で、仲間に毎年大根を配っているTKMRさんの畑が、豪雨災害で今年は作れないそうです。


 ではでは…代わりに私が(堆肥研究家が)作ってみんなに配ろうではないか、と思ってしまったのですよ。


 昨年は立派な大根ができましたからね。



 ただ、畑の土は…鳥取砂丘の砂状態になっていました。


 今日・明日、そして明後日も、秋田は35°~37°の予報。


 平穏な日常生活が破壊されるような天気が続いています。





2023年8月20日日曜日

バイオリサ

 ~今日の無花果園~



 この暑いさなか、カミキリムシと対決するには、かなりの前向きな精神力と十二分な体力が必要です。


 しばらく対決を避けていましたが、明日から名古屋の公認会計士2人が仕事の応援にやってきます。


 当面土日も含め、仕事一本の生活になるしょう。


 今日しかありません。もう…覚悟を決めて、行くしかないですな!



 早朝から、地面に這いつくばったり仰向けになったりして、蚊に刺されまくりながらも精神を集中させ、カミキリムシの侵入した穴を探し当てて処置していきます。


 「私は…こんなことをするために…秋田に来たのではな~~いのだぁ~~!」


 と、大声で叫びたくなります……

 ちょっと疲れていますね……落ち着きましょうか。


 それにしても、わが農園の無花果は立派ですね。



 誰が育てたんでしたっけ?

 確か…越麻呂とか言う公認会計士だったと思うけど…。



 気が付きましたか? 無花果の樹の下のほうに巻いてある白いもの。



 これも



 バイオリサです。



 無花果を植えた当初は、カミキリムシ対策をいろいろ調べて、バイオリサを巻いていたのですが、ここ4年ほどはサボっていました。


 高価なのと、夏の作業なので大変だし手間がかかりますからね。


 でも、これだけカミキリムシが跋扈してしまうと、そんなことは言ってられません。


 特に今年植えた幼木は弱いので、今からしっかり対策を施します。



 幼木は、76本ありました。

 こちらは昨年植えたもの。



 3年物の苗のため、成長が早いです。樹形もいいんじゃないでしょうか。


 これは2年前に植えた蓬莱柿という品種。



 樹形を整えるのが難しいです。


 これらの幼木たちは、3年もたてば立派な成木になり、越山農園の将来を支えていくことでしょう。  


 ちなみに、これが無花果園の奥の端っこに植えてある栗の木



 立派に育ちましたね。


 こちらは袋がけしたぶどうです。



 不器用なので、大分袋が飛んでしまったようです。


 そして、ポポーの実です。



 うわっ!でかいですね。


 肝心の無花果の実はどうでしょうか。最近雨がほとんど降らないので、とても心配です…。



 一部葉が黄色くなっているものもありますが…



 大丈夫でしょうかね。



 水不足が深刻なので、不要な枝を落とし、摘心もかなり行っていて、数を増やさないようにしています。


 こちらは私だけの秘蔵の無花果…



 カドタです。



 採っちゃだめだかんな。





2023年8月18日金曜日

無花果エール第二弾ーまもなく入荷!

 ~日照りの夏は ヨタヨタ歩き…~


 本日、羽後麦酒さんから、来週中には無花果エールが納品可能だとご連絡がありました。


 来週は、名古屋から公認会計士2人が仕事の応援に来るのですが、無花果エールは間に合わないかも…。


 すまんすまん、9月にはお渡しできますとも。


 雨雲レーダーが表示する雨マークを嘲笑うかのように、この地に雨が降りません。


 しかも、秋田では信じがたいような高温が、毎日続いています。


 早朝から朝食を挟んで、午前中体力がもつぎりぎりまで農作業、

 夕方4時頃から暗くなるまで水やり、

 その間、本業又は昼寝という生活が、ここのところ続いています。


 めずらしく12日~13日と、二日間も続けて休んで体調も回復。


 ゴルフの松山選手の、最後まであきらめないという姿勢に感動して、つい頑張りすぎましたか。


 去年・今年植えた庭の樹だけでなく、8年前に植えた庭の樹も、オオカメノキやガマズミなどが、葉が枯れてしまっています。


 マルベリーも、枝が暴れてしまって高さが3メートルくらいになっていたので、水を吸収できずに葉が枯れかけていました。


 今週、元太郎さんたち3人が応援に来てくれたので、私も含めマルベリーの夏季剪定開始。


 何とかなるでしょう。


 一方ポポー


 今年は実をたくさん生らせているのですが、水がないので、木本体が生き抜くことを優先したのでしょう。


 何個か硬い状態のまま、実を切り離していました。


 無花果は、今年も順調に実をつけています。

 ただ最近の暑さの中、成木には全く水を与えている時間はありません。


 経験のない暑さと水不足なので、無花果にこの後どういう影響があるかはわかりません。


 無花果の幼木と、今年植えたジューンベリーには、ローテーションで水を与えています。

 まだ一人では生きていけないでしょうからね。


 ケートラに、10ℓ入りのじょうろを21個積んで水を入れ、せっせと水やりをしています。


 ピンクレモネードなどのブルーベリー区画には、昨年水道を引いたので、何とかもっています。


 宮沢賢治さんは、「日照りの夏は オロオロ歩き…」とアメニモマケズで歌っていましたが…。


 越山農園では、オロオロ歩いているわけにはいきません。


 じょうろを持って、ヨタヨタ歩いているのです。


 ※堆肥研究家が、退職記念に購入した一眼レフカメラが壊れてしまい、今回は画像はありません。




2023年8月11日金曜日

ブラックベリービールはどうか

~名前を考える~



 移住して最初に植えた果樹は、元太郎さんから頂いたブラックベリーでした。17本。






 とても順調に育っていい実がたくさん採れました。



 3年前には、またまた元太郎さんから追加で苗木をいただきました。 今度は30本。


 本格的にやってみようと、大類造園さんに単管を打ってもらい、番線を張っていただきました。


 毎年堆肥を投入し、ご近所の小林さんには丁寧にブラックベリーの周りの雑草を刈っていただいています。


 そして今年は見事に開花!大収穫が始まりました。


 本来は、主として果樹園は私で、畑は堆肥研究家と役割が決まっているのですが、私は最近諸般の事情で果樹園に手がまわりません(まだ生きてますけどね)。


 堆肥研究家が、早朝から毎日ブラックベリーの収穫に行っている、と堆肥研究家に同行しているタロ君から連絡がありました。


 昨日はこれで



 今日はこれ



 と、収穫量が毎日増えています。


 羽後麦酒さんのビール製造単位である100ℓ分(300本分)はすでに収穫できたでしょう。


 タンクの空き状況次第ですが、次はブラックベリービールを作りたいと考えているのです。


 名前を考えなければ。


 ブラックナイト…じゃ、またディープ・パープルだし…。


 悩ましいところです。







2023年8月8日火曜日

すったげニンニク

 ~兼業農家ゴルファーに休息はない!~



 諸般の事情で、ブログは3週間ほど前にさかのぼります。


 今年も越山農園で収穫したニンニクを軒下に吊るしました。


 私が命名した「すったげニンニク」です。



 この作業が大変なのです。

 堆肥研究家の汗と涙の結晶といっても過言ではないでしょう。


 吊るしたニンニクは、昨年とほぼ同じで千個くらいでしょうか。



 でも、もう数で勝負するのは今年で最後にします…とハナちゃんは言っています。



 来年からは方針を変更して、いろんな種類の珍しい野菜や花を楽しみながら育てることにしたいです。


 吊るしたニンニクは、この後黒ニンニクにします。立派な黒ニンニクができるでしょう。



 でも、仕込みが大幅に遅れています。





 4年前から本業が忙しくなりはじめました。

 その後も仕事は増え続けます。


 それに加え、諸般の事情で2週間に1度くらいは、40キロほど離れた秋田市まで出かけなければなりません…年間約26日プラスα。


 それにもかかわらず、毎年春になるとまじめに果樹の苗木をたくさん植え続ける大バカ者のおかげで(私のことですけどね)、いくら頑張っても農作業が追い付きません。


 毎日疲れがひどく、生きているのが不思議なくらい…。


 ゴルフの回数を減らして農作業の日数を増やしているのですが、最近ではゴルフから帰った後も、暗くなるまでブルーベリーの草むしりなどに追われていました。


 堆肥研究家に


 「あどいい加減にやめでけれ!!」


(注訳:もう食事時間が過ぎているし、それ以上やると死んでしまうので、いい加減に農作業は止めて無花果ビールマルベリービールでも飲んで早く寝なさい!!)


 と、怒られる始末。


 さて、今年の夏は暑いので、無花果の収穫時期は早まりそうな気がします。


 本当は、無花果の芽かき・摘心と、カミキリムシの2回目の補修作業を優先したかったのですが…


 ピンクレモネードなどのブルーベリーの、半径70センチくらいの中が、蜘蛛の巣を張り巡らせたように強靭な雑草の根で侵略されていました。


 このままではブルーベリー園が廃墟になりそうだったのです。


 サンカクホウを突き刺し、両手で力ずくで雑草を引っこ抜くと、せっかくのブルーベリー用の土が大量にはがれてしまうという、とても厄介な雑草でした。


 やっと終了したのはいいのですが…ばね指がひどくなり、両手の指が筋肉通というか…うまく動きません。

 

 ギターがうまく弾けなくなったら、この後の我が人生は、楽しみが半減してしまうじゃない。


 話はどんどん変わって、先日パルテールさんがやってきました。


 今年は無花果タルト用だけでなく、加工用にも越山農園の無花果を使いたいとのこと。


 今月は仕事が詰まっていますが…期待されるとつい頑張ってしまうのです。


 で、枝が大暴れしているマルベリーの剪定はどうするの???


 諸般の事情で、後にします。