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2023年9月10日日曜日

みんなよく頑張ったね!

 ~無花果収穫開始~




 越山農園では、無花果が収穫できるのは、9月上旬から11月上旬までの約2か月間です。


 収穫が終了すると同時に後片付けと翌年の準備を開始。以後10か月間かけて育てていきます。


 収穫は楽しいですが、育てるのは大変。

 特に今年は、カミキリムシの被害がひどく、とても苦労しました。


 必死に作業している最中は、


 「こぉ~んなに苦労して…わが農園の無花果は、わしが一人で全ぇ~ん部食べるのだぁ~~」


 と思ってしまいます…とても食べきれませんがね。


 大変だったのは、むしろ無花果本人だったと思います。


 昨年から今年にかけての冬は、氷点下6℃~9℃の日々が続きました。


 北東北では育てられないと言われている無花果にとっては、かなりの負荷がかかっていたはずです。


 でも、何とかこの寒さをクリアしました。

 幼木には、こもをしっかり巻いていましたからね。


 また、カミキリムシ被害の補修作業の最中に、豪雨災害が発生し、一部の無花果は倒木の下敷きになりました。


 その後は約40日間全く雨が降らず、しかも連日の高温・日照り状態。

 苦しかった!


 幼木にはローテーションで、21個のじょうろを使い、よたよた歩きながら水を与えていましたが、成木には水やりできませんでした…


 すまなかったっ!…心苦しかった…。


 そしていよいよ収穫時期をむかえ、元太郎さんたちのおかげでカラス対策は万全でした。


 しかし、カラスが近寄らないことをいいことに、今度はムクドリの大群が連日飛来してきます。


 どうすんのよ…。


 毎日毎日…困難との戦いですが…ようやく無花果の収穫が始まりました。


 今年は水不足で全体的に小振りだし、昨年よりは数は少ないですが、この自然環境の中では十分です。


 今年の無花果には愛着があります。

 一個一個大切にして食べてあげましょう。


 今日の午後にはパルテールさんが収穫にやってきます。


 もうすぐお店に、越山農園産の無花果タルトが登場することでしょう。