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2017年1月23日月曜日

李朝の白磁平盃

~平盃と皿の微妙な境目~


 ずいぶん雪が降りますね。秋田に移住して初めてではないでしょうか。

 今日も除雪機を稼働させました。だいぶ慣れてきました。


 こんな日の夜は、熱燗で一杯やりましょう。


 李朝の白磁の平盃です。


 骨董を始めたころ、「李朝初期」ということで購入しましたが、今考えると初期ということはないような・・・でも、とても気に入っていて、今でもたまに使っています。


 「盃」という字は、「皿の上に不」と書きますね。「皿ではない」と読めます。


 この白磁は「平盃」という名のもとに購入したものですが、「盃」かどうかは微妙ですね。皿と言えば皿だし、平盃といえば平盃です。


 でも間違いなく言えるのは、売るほうとしては、「皿」として売るよりも「盃」として売るほうが高く売れるのです。


 酒器、とりわけ盃・ぐい吞みはなかなか手に入らなかったので、それはわかっていて購入しました。


 作られた当時は「呉須」はとても貴重でしたので、この盃の真ん中にちょこっとだけ呉須で色がついています。そこが魅力です。



 高台はこんな感じ。



 生がけ釉薬といい砂高台といい、なかなかいいですね。


 日本酒、特に熱燗にはぴったりです。