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2015年2月13日金曜日

一発決算

~臨時収入~

 「一発」というのは、いろんな意味で用いられるようです。もともとは、大砲などの砲弾を発射するときに用いられる言葉だと思います。花火を打ち上げた時も、一発・二発といいますね。


 「一発やってみるか」の一発は、「試しに」という意味があるでしょうか。


 また、一発には、「一回で」という意味もあります。例えば一発合格です。私の弟は大学在学中に、税理士試験の「簿記論」「財務諸表論」を一発合格し、翌年には税法3科目も一発合格しました。「税理士になるための試験科目5科目が、すべて一発合格」です。すごいですね。


 「麻雀」にも一発があります。リーチをかけたらなんと「一発ツモ」、それに裏ドラ一枚などといったら、単なるリーチのみと思っていたのが満貫になってしまいます。一発の威力ですね。


 野球でもいうでしょう。ここで一発が出ると逆転サヨナラです・・・などと。この場合の一発はホームランのことですね。


 ほかにも、「一発当てる」「一発回答」「答え一発」「一発屋」など、一発には様々な活用があります。今日も決算を組んでいて、検算したら一発で合いました。うれしいです。


 私が今やり終えたのは、「一発決算」です。この場合の一発は、年に「一回のみ」が近いでしょうか。


 税理士にとっては、継続的なお客様いわゆる顧問先の存在が安定経営につながります。毎月、月次決算を組んだり経営管理資料を作成してアドバイスしながら顧問報酬をいただくのです。


 これに対して「一発決算」というのは、毎月顧問報酬をいただくのではなくて、確定申告の時期が近づいてきたときに、一年分の資料をどさっといただいて、これをもとに「収支内訳書」「確定申告書」の作成を依頼されることをいうのです。一年分を一気に集計しなければならないので、手間がかかりなかなか大変です。


 初めてのお客さんだと、いろいろ話を聞きながら作業ををすすめていかなければならず、時間がかかってしまいますが、今年きちんと資料を残しておけば、来年からはそれほど手間はかからないでしょう。


先ほどこつこつ仕上げた決算は、もちろん初めてなので慎重に対応した結果、二日かかってしまいました。でも来年からは一日で十分でしょう。


 いただく報酬は、「ポポーの苗木」に充てることにします。ポポー園で一発当ててやりましょう。