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2014年11月4日火曜日

移住者の夢

~自然薯に魅せられた男のその後~

 7月28日の拙ブログで、エスペランサ村の隣町に移住してきた方が、「自然薯」を作っているという話を書きました。Kさんです。

 
 そのKさんと、私にいろいろアドバイスをしてくれるGさんが、共同で「体験農園」を企画したというのでさっそく行ってきました。11月1日から三日間の開催です。参加者は、Kさんが東京で働いていたときの縁で東京から来た人、この町に移住して就農した人、今後移住を考えている人等、さまざまでした。このときのようすは地元のテレビでも放映されたようです。
 
 
 初めにGさんの「元ちゃん農園」キウイを採る作業です。Gさんが丹精して育てたみごとなキウイをもぎとっていきます。Gさんは、参加者全員に、大きな袋いっぱいのキウイをプレゼントしてくれました。
 
 
 作業の合間に、Gさんが作った特製「ブラックベリージュース」をいただきました。発酵しているようで、ジュースというよりもワインそのものでしたが、濃厚でとてもいい味です。
 
 
 先日もGさんから連絡があり、「ブラックベリーの苗を分けてあげる」というので、さっそくいただくことにします。野生のラズベリーが生息しているところがあるので、近くにたくさん植えることにしましょう。
 
 
 ブラックベリージュース(酒)のあまりのおいしさに、「おかわりください」と言いたくてたまらなかったのですが、恥ずかしいのでやめました。
 
 
 お酒をつくるには、酒税法上の許可が必要なのでしょうが、これはいけますね。ポポーを発酵させたポポー酒はどうだろうか、他の果物はどうなのだろうか、といろいろ発想は広がっていきます。何かヒントをいただいた気がしました。
 
 
 続いて「大キャベツの収穫」です。子供たちが、3人がかりでキャベツをもぎ取ろうとしていますが、なかなか採ることができません。周りから「頑張れ!」と声がかかります。私も、「そこであきらめたら、だめだケンネ」と心の中で声をかけます。見事成功しました。
 
 
 バーベキュー大会を挟んで、午後はいよいよ「自然薯掘り」です。最近「葦」ばかり掘っていたのでストレスがたまっていたのですが、今回掘るのは自然薯です。みんな我を忘れて楽しそうに、でも必死に掘っています。
 
 
 
 私も初めはクールに構えて、他の人が掘るのを黙って見ていたのですが、そのうち我慢できなくなってきました。え~い!飛び入りです。
 
 
 
 自然薯を栽培するときは、長い筒の中で成長させるようです。私が掘りだした筒は「当たり」でした。立派な自然薯です。
 
 
 ほんの30分くらいで、これだけ収穫できました。
 
 
 それにしても、自然薯に目を付けたKさんの着眼点は鋭いですね。冒頭の写真は、7月に訪れた時のものですが、今はこのようになっていました(ちょっと天気が悪かったですが)。
 
 
 Kさんは、今後の販路について「将来的には自然薯を海外にも広げたい」と言います。大きな夢を持っているようで、私も刺激を受けました。
 
 
 来年には私も「体験農園」の主催者側に回りたいのですが、まだ無理でしょうね。