カテゴリリンク

2014年11月18日火曜日

柿の木

~貴重な食料~


 拙ブログに何度か登場した「柿の木」です。聞くところによると、もともとはHさんが、自分の土地にあったものを、巨大バックホーで根こそぎ掘り返し、この地に植え直したのだそうです。バックホーはそんな使い方もできるのですか。


 この柿の木は、植え直してからはあまり実がつかなかったそうですが、今年は周りの草を丁寧に刈ってあげたからかどうかはわかりませんが、



 たくさん実が付きました。


 さっそくホームセンターに行って、「高枝伐り鋏」を購入してきます。我が人生で初めて柿の実をとるという行為を体験したのですが、これがまた面白くてやめられなくなってしまいます。


 このはさみは実にうまくできていて、柿の実のついた枝を伐ると、そのまま伐った枝をつかんでしまうのですね。うまく伐れた時は、枝をつまんだまま手元に引き寄せることができるのですが、つかみ損なうと落下してしまいます。慣れてくると、5~6個の柿がついた枝もうまく伐ることができるようになりました。


 エスペランサ村の柿の木は、今のところこの1本だけですが、来年の春には柿の苗木を数本植える予定です。このあたりの家々の庭には、たいてい柿の木がありますが、もう面倒なのか採ることなくそのままにしてあるところも多いようです。もったいないですね。私に採らせてください!なのだ。


 この地方でとれる柿は、すべて「渋ガキ」です。でも、柿の蔕(うわっ!高麗茶碗を思い出しました)に焼酎をつけてしばらくおくと、なぜか甘くなるのですよ。不思議ですね。我が人生知らないことばかりです。


 他にも採った柿は、皮をむいて紐につけて軒下につるし、干し柿にします。仮住まいの我が家の干し柿です。ちなみに右端の干し網は、堆肥研究家の試みで、「干し野菜を作る要領で、カットした柿を干したら、ドライ・パーシモン(要は干し柿)ができるか」という実験のためのものです(うわ!今度は昔のゴルフクラブを思い出しました)。



 村の集会所は軒下がとても長く、しかも干し柿をつるすことができるような構造になっています。


 二千個くらいはつるすことができるだろうか。冬の貴重な食料になることでしょう。