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2013年9月2日月曜日

最近の秋田県に関する話題

~全国学力テストと人口減少~


 ここのところの散歩コースである平和公園のベンチに腰かけて、スマホで朝のニュースをチェックするのが最近の日課となっているのですが、やはり気になるのは東北の話題です。8月27日のニュースには、小学6年と中学3年を対象にした全国学力テストで、今年も秋田県がトップだったことが報道されていました。中学数学が2位だっただけで、ほかの科目はすべて秋田県が全国トップだったそうです。なかなかやるではないですか。水害という暗いニュースがあったばかりですので、なんとなくホッとします。

 私の場合小学6年の時は他県に住んでいて、冬にはスキーで通うような田舎の小学校だったため、秋田県の教育は受けていませんが、中学3年の時は秋田にいましたので、秋田の教育を受けています。小学の時は学年でも足がずば抜けて早く、スポーツと音楽だけで目立っていたし、学業のほうもそこそこの成績だったのですが、中2の時に秋田市へ転向した時には、都会的な雰囲気(当時の私にはそう感じた)に圧倒されたのと、やはり授業のレベルの差を感じてしまったのを覚えています。

 ただ、問題はココからなのですよ。正当な義務教育という面では、秋田県は全国トップかもしれませんが、その後の大学受験といった面では、ものすごいハンディがあるはずです。私が高校生のころは、授業で大学受験対策といったものはほとんど行われなかったし、もちろん学習塾もありません・・・あっても行かないけど。あとで気が付いたことですが、他県では高校の授業で、「赤尾の豆単」や当時はやった「でる単」のテストをはじめ、相当突っ込んだ受験対策を授業で実施していた高校もたくさんあるようです。

同じ一升瓶を持っていながら、相手の瓶にはなみなみと中身を入れてもらっているというのに、私の瓶には半分ほどしか中身が入っていないという、なんとなくそんなイメージを持ちました。これで勝負しなければならないのです。例えば公認会計士になろうと思っても、秋田にいて勉強していたらなかなか受からないでしょう。そうなったらやはり東京に出るしかないのですね。秋田で監査はできないし。

そこで8月29日の新聞です。総務省が発表した人口調査によると、日本の人口が26万人減少したのだそうですが、なんと人口の減少率が一番大きかったのが秋田県だったのです。ただ、秋田を離れていても、その人たちの心の中には常に古里秋田があるのだと思います。

一升瓶で思い出したのですが、仮に一升瓶に3合しか入っていなくても、まだまだ器は大きいだけに、どんどん新しいことが入っていきます。一番困るのはスケールの小さい4合瓶人間です。いかにも今は4合入っていて、たくさんあるように見えますが、しょせんどこまで行ってもそこまでの人間で、器の大きさは変えることはできません。そういう人が然るべき立場になってしまうと本人が勘違いしてしまい、周りの人たちは大変迷惑してしまうのです。かわいそうですけど。


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