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2021年10月3日日曜日

堆肥研究家が右手首骨折

 ~行政サービスの在り方について考える~


 ここのところ忙しさが倍増し、しばらくブログを更新できませんでした。


 理由は、「堆肥研究家の右手首骨折」です。


 堆肥研究家が右手首を骨折したのは9月20日。


 私はマルベリーに堆肥を投入するため、バックホーを操っていました。




 それまでも私は、仕事や果樹園の作業それに父親の仕事と生活のフォローで、1日が終わると毎日疲労困憊状態。



 堆肥研究家の右手首骨折により、それまで堆肥研究家がやっていた畑作業、加工作業(ジャム作りやいちじくの冷凍保存)、さらに家事全般も私がやらなければなりません。



 堆肥研究家の右手首骨折が、自分の不注意であればあきらめもつきますが、原因は一言でいえば「役場の行政サービスの不行き届き」です。



 昨年暮れから今年にかけての冬は大雪でした。


 大型除雪車に雪を除雪していただけるのはとてもありがたかったのですが、水路の塩ビの配管の、アーチ形の上部を削り取ってしまったのです。


 ここに40センチ四方の穴が開きました。




 雪解け後、役場の方が「除雪後の補修が必要な個所」を点検しながら町を回っていました。


 この削り取られてできた穴、外観的にもみっともないし、何しろ危ないです。


 「私の自宅の敷地のそばですが、こちらで修理するのですか?」


 「いやいや、町有地を勝手に直されては困ります」と役場の職員。


 「では、役場で直していただけるのですね」


 「ええ。もちろん役場で直します」


 と、こういうやり取りがあったわけですね。


 4月の下旬でしたか、同じく除雪後の補修作業が必要なお隣さんに、業者がやってきて補修作業を行っていました。

 続けてこちらもやっていただける…と思っていたら…お隣が終わったら帰ってしまいました???


 その後数か月、いつ作業するのかなんの連絡もないままほったらかし状態。夏になると穴は草に覆われてしまいました。


 今回いちじくの販売が始まり、農園への来園者を見送り談笑しながら歩いていたところ、堆肥研究家がその穴に足がはまって転んでしまい、体をかばって右手をついて骨折してしまったというわけです。


 「私が骨折しなければ、お客様の誰かが骨折していただろうことを考えると、自分でよかったのだ。町内の子供や散歩中の人でなくて良かった!


 と、堆肥研究家は健気に言っていますが、私たちの生活は一変してしまいました。



 「事故が起こってから対応する」というのはよくある話ですが、事故後役場は一度確認に来ただけで、


 これを置いていき、




 後はいまだになんの対応も行っていません。いつ直すのかの連絡もなし。


 新型コロナウイルス感染症の住民へのワクチン接種で、役場の皆さんが一生懸命頑張っていたので、心から感謝していたのですけどね。


 人口5千人に満たない小さな田舎町です。役場は住民一人一人の顔が見えるはず。


 地域の住民に目を向け、住民と同じ目線で、住民に均等に行政サービスを提供するのが、役場の使命だと考えます。


 どうでしょうか。