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2020年1月29日水曜日

The Sound Of Silence

~「ごはん論法」のその向こうへ~


 高校時代、サイモンとガーファンクルが好きで、ギターを弾きながらよく歌っていました。


 一昨日の夜も古いレーザーディスクを取り出し、セントラルパークで行われたコンサートを見ていたのですが、最後に歌った曲が「サウンド・オブ・サイレンス」でした。


    People talking without speaking

    People hearing without listenjng


 哲学的でなかなか趣のある言葉です。


 「ごはん論法」というのがあるそうですね。


 「朝ごはん食べたのか」という問いに対して、ごはんの意味を「米」とわざと狭くとらえ、


 「いいえ、食べていません!(パンは食べたかも)」と答えるやり方です。最近某所ではやっているそうです。


 昨日はこういうのがあったそうですね。


 募ったけど、募集はしていない」


 ????????…何か深い意味があるのだろうか?…私にはよく理解できません。


 ごはん論法がさらに毒性を強めたようです。


 私だって負けていません。こんなのはどうでしょうか。


 「あなた、粉飾したでしょう?」


 「いいえ。利益の水増しはしましたが、粉飾はしていません。」


 「社長に命令されたのではないですか?」


 「とんでもない!社長が私に対してそんなことするはずありませんがな(命令したのは部長ですよ。部長に命令したのは社長ですけどね)」


 ほかにも、


 「え~…隠したのはたしかですけど、…いわゆる隠蔽したわけではないわけであります」


 「隠したの隠すという字は、隠蔽の隠という字なんですけど…」


 等々、面白ネタはいろいろあるけれど、きりがないのでもう一つだけ。


 もうだいぶ前になりますが、こんなことがありました。


 真ん中にICレコーダーを置いて質疑応答を行ったのですが、あとで出てきた議事録を読むと、あきらかに内容が異なっていました。


 ICレコーダーを取り寄せて確認した結果、やはり実際の質疑応答の内容が書き換えられていたのです。


 さすがに驚きましたね、この組織が…誰のための…まさかこんなことを…。


 「改竄ではないか」


 と文書で抗議したのですが、先方は謝る気配はありません。


 今考えると、


 「自分たちに都合のいいように書き改めはしたけれど、改竄ではない」


 といいたかったのかも?…当時は気が付きませんでした😢。


 日本語をもてあそんでいけません。