~「ごはん論法」のその向こうへ~
高校時代、サイモンとガーファンクルが好きで、ギターを弾きながらよく歌っていました。
一昨日の夜も古いレーザーディスクを取り出し、セントラルパークで行われたコンサートを見ていたのですが、最後に歌った曲が「サウンド・オブ・サイレンス」でした。
People talking without speaking
People hearing without listenjng
哲学的でなかなか趣のある言葉です。
「ごはん論法」というのがあるそうですね。
「朝ごはん食べたのか」という問いに対して、ごはんの意味を「米」とわざと狭くとらえ、
「いいえ、食べていません!(パンは食べたかも)」と答えるやり方です。最近某所ではやっているそうです。
昨日はこういうのがあったそうですね。
「募ったけど、募集はしていない」
????????…何か深い意味があるのだろうか?…私にはよく理解できません。
ごはん論法がさらに毒性を強めたようです。
私だって負けていません。こんなのはどうでしょうか。
「あなた、粉飾したでしょう?」
「いいえ。利益の水増しはしましたが、粉飾はしていません。」
「社長に命令されたのではないですか?」
「とんでもない!社長が私に対してそんなことするはずありませんがな(命令したのは部長ですよ。部長に命令したのは社長ですけどね)」
ほかにも、
「え~…隠したのはたしかですけど、…いわゆる隠蔽したわけではないわけであります」
「隠したの隠すという字は、隠蔽の隠という字なんですけど…」
等々、面白ネタはいろいろあるけれど、きりがないのでもう一つだけ。
もうだいぶ前になりますが、こんなことがありました。
真ん中にICレコーダーを置いて質疑応答を行ったのですが、あとで出てきた議事録を読むと、あきらかに内容が異なっていました。
ICレコーダーを取り寄せて確認した結果、やはり実際の質疑応答の内容が書き換えられていたのです。
さすがに驚きましたね、この組織が…誰のための…まさかこんなことを…。
「改竄ではないか」
と文書で抗議したのですが、先方は謝る気配はありません。
今考えると、
「自分たちに都合のいいように書き改めはしたけれど、改竄ではない」
といいたかったのかも?…当時は気が付きませんでした😢。
日本語をもてあそんでいけません。