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2020年1月31日金曜日

監査法人ー実施業務の多様性

~会計の話は続く~


 先週の日曜日もゴルフだったのですが、本来であれば今の時期、秋田では1年で最も雪が多くて寒さが厳しい時期です。


 でも雪が全くありません。今日も雨でした。大丈夫だろうか?。ゴルフ出来なくてもいいから、雪が降ってほしいです。


 昨日事業承継の話題を書いたのですが、考えてみると私の父親は税理士でいまだに頑張っています。


 弟も税理士で私も税理士。

 ところが、二人とも父親の事務所を継ぐ気は全くなく、それぞれ勝手に自由に自分の好きなように仕事をし、事務所を経営しています。


 独立心が強いわけです。いいんじゃないでしょうか。


 今日、父親の事務所に行って昼食をとりながら話をしていました。

 父親がたまたまチャンネルを変えたら国会中継をやっていて、いきなり以前私が勤めていたあずさ監査法人の名前が耳に飛び込んできました。


 質問者が大きなパネルを用意して、そこにはあずさ監査法人とPWCあらた監査法人の名前が大きく書かれているではありませんか。


 テレビにくぎ付けになりましたね。


 質問の内容はIR…といえば聞こえがいいけど要は「カジノ」。そんなところにまで監査法人が深くかかわっているとは…。コメントは差し控えます。


 監査の現場では、最近人手不足で悲鳴を上げいるそうなので、もっと監査に尽力してはどうか…と思うのですが…余計なお世話ですか。


 人手不足で思い出したのですが、昔「監査難民」という言葉がありました。


 採算の悪い会社やリスクの高い会社の監査を監査法人が引き受けないので、一部の会社が会計監査人を見つけることができず、社会問題化しました。


 日経新聞によると、今年は新規に株式を公開する会社が大幅に減るそうですね。

 理由は大手監査法人が株式公開業務…いわゆるIPO業務に積極的ではないからだそうです。


 IPO業務は新規顧客(監査クライアント)につながるので、私が在職中は各監査法人とも積極的に取り組んでいて、年間の獲得数を競っていたものでした。


 業務内容も非常にいい経験になるし、会社を育てるという楽しみはもちろん、株式公開が実現した時の達成感は、何物にも代えがたいものがありました。


 最近では大手監査法人はよほど採算がよくて大きな案件しか受けないそうですね。


 時代は変わったものです。


 秋田にも、これから株式公開を目指すいい会社があります。


 株式公開業務の経験がある公認会計士は秋田にいるだろうか?


 大手監査法人に頼らず、秋田の公認会計士で株式公開を達成しましょう