カテゴリリンク

2016年9月11日日曜日

震災松のギター

~フェイスブックに震災松のギターが~


 私が一応Facebookをやっている(といっても見てるだけ) のは、ヤイリギターの筆頭クラフトマンであるゴッドハンド・小池健司さんのギター制作過程を見たいからなのです。


 以前は、ヤイリギターの公式HPのなかの「46な日々」というタイトルのブログで、小池さんがギターの制作過程をアップしていたのですが、小池さんはフェイスブックに移行してしまいました。

 もちろん今でも「46な日々」は毎日欠かさず見ていますが、小池さんを追っかけなければなりません。


 さてその小池さんのFacebookをみていたら、「震災松で制作したギター」が、一時的にヤイリギターの戻ってきたそうです。


 この小さなボディからは、想像もできないような大きな音が出ると書いてありました。


 そうなのですよ!


 震災後、地元の中日新聞の夕刊でしたか、一面にカラーで大きな記事が出ていました。確か

 「漂着松でギターを」

 というタイトルだったと思います。

 小池さんが制作した漂着松のギターは、私が知っている限りでは3台ですが、実は私のところにも1台あるのですよ。


 新聞を見てすぐに小池さんに電話して、特別にお願いして制作していただいたのですが、津波で水を含んでいたので、しばらく乾燥させた後で制作に取りかかっていただきました。


 このギターです。



 インレイは、日本が誇るインレイ職人加藤穂高さんです。そして、イメージは私。

 「奇跡の一本松に、希望の星が降っている様子を描いてください!」




 松自体は、一般的なギター材に比べるとかなり細いので、大きなギターは作れません。でも、小さなギターにい合わず、とても大きな音がします。


 小池さんと加藤さんに新しく命を吹き込まれ、ギターとして生まれ変わって、震災松も喜んでいるのだと思います。