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2015年11月30日月曜日

・・・のようなもの

~覚王山「梅花堂」の鬼まんじゅう~



 名古屋の作家、清水義範さんの本の中に、「バールのようなもの」というタイトルの本があったと思います。


 本は、藤が丘から覚王山に引っ越しする際に、古本屋さんに大部分寄贈してしまったので、今現在その本は手元にはありませんが、なかなか面白い本でした。


 よくテレビのニュースで、

 「犯人は、留守宅にバールのようなものでこじ開けて押し入り、現金約36,500円と時計を盗んで逃走した模様です」

 というやつです。「バールってなんだ?」と思って調べたのを思い出します。


 バールでこじ開けたかどうかは、ニュースを流した段階では正確に把握できないので「バールのようなもの」となったのでしょう。

 これと似たようなものに、「拳銃のようなもの」というのもあります。

 「身長170cmくらいの男がコンビニに押し入り、店員に『拳銃のようなもの』を突き付けて、現金2,870円を盗んで行方をくらましています」

 というやつです。2,870円に特に意味はないので、気にしないように。

 この場合も、本物の拳銃なのかおもちゃのけん銃なのかはわからないので、「拳銃のようなもの」となったのでしょう。


 つい先日、テレビのニュースで荒れた天気の様子を現場中継していたのですが、そのアナウンサーが、


 「つい先ほど、『あられのようなもの』が降っていました」と話していたのには驚きましたね。「あられのようなもの」っていったいなんなのでしょう?「あられが降っていた」とはっきり言えばいいのに・・・と突っ込みたくなるのは、年を取ったせいなのでしょうか。


 さて、堆肥研究家が作った「鬼まんじゅう」です。



 覚王山の駅のそばの「梅花堂」の鬼まんじゅうは、安くておいしかったですね。たまに行くといつも売り切れか、出来上がるまで待たなければなりませんでした。


 エスペランサ村の鬼まんじゅうは、村で収穫した「自家製完全無農薬のサツマイモ」で作ったものです。

 まぁ鬼まんじゅうというと梅花堂さんに申し訳ないので、「鬼まんじゅうのようなもの」といっておきましょう。でも、甘すぎず、味はなかなかのものです。


 「・・・のようなもの」で思い出しましたが、「日本版国際会計基準」です。これがまかり通るのが、私には不思議です。「日本版」といった段階で、すでに国際会計基準ではないのに。


 「国際会計基準のようなもの」といったら、言いすぎでしょうか。