「整地・開墾編」もいよいよ終わりに近づいてきました。そして「植樹編」の幕開けです。「植樹編」といっても、華々しく活動するのは来年の雪解けを待ってということになるかもしれませんが、その前にやるべきことはやっておきましょう。
まずは松林の中に育てる予定の「原木シイタケ」の準備です。恵那でMさんの教えのもと、ほだ木にシイタケの菌の打ちこみをしたのは、今年の5月でした。あれは参考になりました。
ほだ木について、一番くわしいのは「森林組合」です。さっそく地元の森林組合を調べて電話します。森林組合ではほだ木の直接販売は行っていないようで、販売業者を教えていただきました。
続けて業者に電話しましたが、話しているうちに、森林業界の事情なるものがだんだんわかってきます。新聞等である程度理解はしていたつもりでしたが、現実はなかなか厳しいですね。森の奥まで入っていって、木を切る人が少なくなってきているのだそうです。
また、それに伴って、ほだ木を売る業者自体もだんだん減ってきているといいます。その業者が住んでいる町では、彼以外はもう誰もいないようですし、その隣町でやっていた業者も廃業したそうです。
「自分で木を伐りに行きますか」ともいわれて、一瞬その気になりましたが、冬の雪山の中に素人が入っていって、チェーンソーで木を切るといってもうまくいくはずもありません。
「どのくらい必要ですか」といわれたので、「50本~100本くらい」と答えます。その業者にはもちろん他に取引先もいるので、それだけの量の需要にこたえられるかどうかは、来年の2~3月になって、実際に森の中に入って木を切りに行ってみないと分からないといいます。話を聞いている限りでは、残念ながら空振りになりそうです。
仕方がないので、ネットで調べてみましょう。アマゾンや楽天で検索してみるのですが、こんな短い木がこの値段ですか?!50本も買っちゃったら大変ではないですか。
まだ時間はあるので、地元のネットワークや身近な情報、それに足を使って、じっくり探してみることにしましょう。