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2014年8月8日金曜日

自家製梅肉エキス

~試作品第2弾~


 6月の拙ブログに、いただいた梅で梅肉エキスを作ったら(作ったのは私ではなく堆肥研究家ですが)、うまく出来たという事を記載しました。予想外のいい出来でした。

 そのとき、梅肉エキスとやらを、我が人生で初めて食して(なめて)みたのですが、その酸っぱさに驚いてしまいました。確かに手間暇かかるし、高価だというのはわかるのですが、世間ではあまり話題にはなっていないし、果たして売れるのだろうかということで、個人的には梅肉エキスにあまり興味はなかったのです。


 ところが、ネットで梅肉エキスを調べてみて、その効能に驚きました。書いてあったのを少し挙げてみると、「血液サラサラ」「コレステロール削減」「腹痛や下痢予防」「便秘」「疲労回復」「免疫力アップ」「のどの痛み」・・・それに、おお!「二日酔いの予防」です。そしてとどめは「がんの予防にもなる」とも書いてありました。なめたり薄めて飲んだり塗ったりしてもいいそうです。まさしく「家庭の万能薬」といった感じです。

 そうであるならば、やり方によってはうまく商品化できる可能性があります。さっそくやってみることにしましょう。


 梅は、なるべく青いものを選びます。20㎏くらい用意しました。これをセラミック製のすりおろし器で擂っていきます。目安としては、手のひらにのるような小さなサイズのガラス瓶1つにつき梅4㎏です。

 ところで、4㎏といっても結構な量です。これを一つずつ手で擂っていくのです。これは大変だし、時間がかかります。まじめにこすっているうちに、だんだん無口になっていきます。4㎏擂りおろしました。これを土鍋で煮詰めていくのです。とことん煮詰めた後、瓶に入れたのですがもう少し煮詰めても良かったかも。火を止めるタイミングが肝だと思いました。


 やりはじめると止まらなくなる私。夕食後、午後8時ころからまた擂りはじめました。こちらも4㎏です。出来上がったときには、翌日になっていました。午前1時です。もう遅いので、今回はすぐ瓶に詰めることなく、一晩寝かすことにします。


 一晩寝かした梅肉エキスは、水分もさらに抜けて、飴のように粘り気を持っていました。うわ~!完璧です。出来上がったのがこれ。


 これを一年かけて、少しずつなめていきましょう。


 自家製梅肉エキスは、十分商品化可能と見ましたが、人力ですりおろすのには無理があるようです。セラミック製のミキサーを探すことにしましょう。