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2014年5月7日水曜日

繰欠(くりけつ)と栗尻(くりけつ)

川柳番号11 繰欠が だめならただの 欠となる


~エスペランサ村の植物~

 


 エスペランサ村内を歩いていると、いろいろな植物たちに遭遇します。これから季節が移り替わるにつれて、私たちがまだ知らない植物もどんどん顔を出すことでしょう。

 Hさんにいろいろ教えていただきながら、堆肥研究家が図面に書き込んでいきます。秘密の〝野の恵み・山の恵み〟のありかです。


 今回偶然発見した植物の写真を少し。

 松林を整理していたら、なにやら足のすねのところに痛みを感じました。よく見ると、「タラの木」ではないですか。ちょと焦点が定まっていませんが。


 山菜の王者「タラの芽」は、こんなトゲトゲの無愛想な木の先端にできるのですね。あいにく芽はまだ小さかったので採るのはあきらめました。早く大きくなってほしいです。



 そしてそばには小さな「ツバキ」が顔を出しています。




 キレイになった松林には、明るく日が差し込んでいました。これから気持ちよくいろんな植物が成長していくことでしょう。そして、ここは絶好の「キノコ」の捕獲場所にもなるはずです。


 敷地の端っこを散策していたら、なぜか「水仙」が咲いていました。今まさに咲こうとしている蕾もあちこちに。エスペランサ村の春は近いです。

 







 
 さて、話は突然変わって、「繰越欠損金」です。簡単に言うと、会社が赤字になってしまうと欠損金が生じてしまうのですが、欠損金は翌年に持って行ける(つまり繰越すことができる、略して「繰欠」)ので、翌年度に黒字になったとしても、欠損金の分だけ差し引くことができます。結果的にその分だけ納める税金が少なくなるので、「繰欠」は大変重宝します。



 でも一方、赤字が続くと欠損金がどんどん膨らみ続けるのですが、肝心の利益が出ないと欠損金を差し引くことができません。そのうち期限が過ぎて、その欠損金は使えなくなります。いわば期限の過ぎたクーポン券といったところでしょうか。

 ※この辺りの解説は、以前監修させていただいた、公認会計士協会から発行された本「バーレモンハート 公認会計士特別編」に記載されています。



 堆肥研究家が、エスペランサ村内にどうやら「野蒜(のびる)」らしきものを発見したようです。本当に野蒜かどうかは、引っこ抜いてみればわかります。「えいやっ!」と力任せに引っこ抜いたところ、勢い余って思いっきり尻もちをついてしまいました。そして、なんとその下には、栗のイガイガがいくつも・・・。


 堆肥研究家は、30センチほど空中に飛び上がったでしょうか。お尻には、小学生のころBCGを接種したときのような、イガイガの跡が付いたそうです。


 「繰欠」ならぬ「栗尻」でした。つい、この川柳を思い出してしまいました。