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2014年4月25日金曜日

うれしいサプライズ

~Gのこだわり~


 私にとって「G」といえば、なんといっても「ゴルゴ13」です。「ゴッ、ゴル・・・いや、デューク東郷(冷汗たっぷり)」のゴルゴですが、今回のGはエスペランサ村から比較的近いところにお住まいのGさんのことです。


 4月2日の拙ブログ「コピペの威力」のところで書いたのですが、レストランを経営しているYさんにエスペランサ村のことを伝えてくれていたのが、Gさんだったのです。


 Gさんのお名前は、私も以前から何度かお聞きしていたのですが、私たちがYさんのレストランにお話を伺いにいく時間に合わせて、サプライズでYさんがGさんをお呼びしていたのでした。
 これは大変ありがたかったです。Gさんには、今回の滞在中にぜひお会いしたいと思っていただけに絶妙のタイミングでした。
 


 Gさんは、この地域でインテリア関係の会社を手広く経営する傍ら、様々な果樹の栽培も手掛け、「グリーンツーリズム運動」にも参加されています。趣味も大変豊富で交流範囲も広く、いろいろ面白いお話を聞くことができました。


 その翌日、設計家のNさんの事務所でエスペランサ村の集会所となる建物の図面の最終確認を行った後、さっそくGさんのところに電話しました(Gさんは、設計事務所とエスペランサ村の中間地点に住んでいます)。「よかったら果樹園を見に来ないか」ということでした。なんにでも興味津々の私は、迷わず行くことにしました。


 最初に見せていただいたのは、柿・栗・プルーンの果樹園でした。道路に面して住宅がずっと連なっているその裏手に、よく手入れされた広大な農地が続いているのは意外でしたね。
 続いて案内されたのが、少し離れた場所にあるキウイが栽培されている果樹園でした。これは圧巻でした。


 Gさんの栽培するキウイは、この地域だけではなく各地で評判です。キウイは酸っぱいというイメージがあるので私はあまり食べないのですが、Gさんの作るキウイを食べてキウイ嫌いがなおった女性もいるそうです。このキウイ以外は使わないというケーキ屋さんはじめ、このキウイでなければ困るという人たちにわけているとのことでした。


 
 
 どうもご本人はあまり商売っ気がないというか、本当においしいものをこだわりを持って食べたい人のために栽培しているといった感じでしょうか。一般的に、おいしいものはなんでも、東京はじめ都会に集まる傾向にあるようですが、Gさんは「都会では決して食べるこのできない、ここでしか食べることのできないキウイを作りたい」といっていました。なるほど、その気持ち十分わかります。


 キウイの木が連なるの棚のそばに、剪定されたキウイの枝が山積みになっています。冬の間に毎日コツコツご自分で剪定するのだそうです。これだけの量の枝を毎年剪定するのは寒くて大変だと思うのですが、やはり好きでなければできないのでしょうね。


 そばには堆肥の山がありました。おいしいキウイの決め手は、おそらくこの堆肥なのでしょう。堆肥研究家が目を輝かせ、堆肥の中に手を突っ込んで確認しています。堆肥を試食するのではないかと思わず心配になります。堆肥の中は温かかったそうです。私にも「手を入れて触ってみろ」と勧めていましたが、やめておきました。


 Gさんは「エスペランサ村を訪れてみたい」と言っていました。もちろん大歓迎です。農園のレイアウトをはじめ、いろんなアドバイスをいただけることでしょう。