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2013年8月5日月曜日

口を平べったくしてしゃべる人

~「イ」の口の開きで「オ」の発音を~


 十数年ほど前、二十歳を過ぎていると思われるいい若い者たちの間で(こういういい方は年寄っぽいですが)、幼児のようなしゃべり方というか舌足らずなしゃべり方というか、気色悪い話し方がはやって、おじさんはその声を聴くたびに鳥肌が立って大変困りました。最近でもまだ少し名残はありますが、もう大分なくなりつつあります。

 変わって出てきたのが、すべての言葉を、口を平べったくしてしゃべる人たちです。こちらは二十歳以下の少年少女や子供に多いような気がします。声もそうですが、映像を見ていると気になってしょうがないです。そう思っているのは私だけなのだろうか?

 子供のころ、「ア」「イ」「ウ」「エ」「オ」のきちんとした発音の仕方を授業の中で教わった記憶があります。「ア」は口を大きく開けるし、「イ」は口を平べったくし、「ウ」は唇をすぼめます。正しい日本語の発音方法です。

 3年ほど前までは、いろんなところであいさつをする機会が多かったため、話をするのには気を遣いました。緊張して話がつっかえたり、話す内容が飛んでしまったりするのは人間だからやむを得ないと思いますが、聞いている人たちに誠意をもってわかりやすくきっちりと伝えるのは、話す側の礼儀です。

 すべての言葉を、口を平べったくしてしゃべる人が蔓延しつつあるというのは、いったい何が原因なのだろうか。


人前で話すのが恥ずかしいから遠慮がちにしゃべっているうちに口が平べったくなった
虫歯を見られたくない。
英語教育の影響


わかりません。

 こんなことが気になるのはおじさんの証拠なのかもしれませんが、日本語というのは美しいものですので、特に子供には正しい日本語のしゃべり方を身に付けてもらいたいです。

 そういえば最近気になるのは、舌が巻き舌になって、からみつくようなしゃべり方をする人です。特にラリルレロ系がからみついてきます。こちら間違いなく英語学習の影響によるものです。そうに違いありません。

 自信を持って漢字の読みを間違えて話す大人も困りものですが、平口しゃべりの若者の将来も気になります。


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